ホンマ!気楽おっさんの蓼科偶感

カテゴリ:アトリエ( 55 )

棘のある白い花

2017年5月16日(火)
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d0170835_11385637.jpgアトリエの裏庭に咲くのある白い花。バラ科の一種だろうが、これも名がわからない。甘い香りに虫たちが競いあって寄って来る。
今が満開だ。

by kirakuossan | 2017-05-16 11:37 | アトリエ | Trackback

新芽と黄色いバナナ

2017年5月10日(水)

またアーカイブだが、何故か、2年前のこの記事もちょくちょく見に来られる。昨日のトップで、20件のアクセスがあった。確かに何度読んでも面白いとは思うが・・・


メルヘン翁

2015年7月3日(金)
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祖父が死んだのは私が高二の時である。
祖父は全くろくでもないジジィであった。ズルくてイジワルで怠け者で、嫁イビリはするし、母も私も姉も散々な目に遭った。
そんな祖父のXデーは、五月の爽やかな土曜の夜に突然訪れた。
夜中十二時頃、祖母が「ちょっと来とくんな、ジィさんが息してないよ」と台所から呼んでいる。私と父と母はビックリして祖父の部屋に行った。なるほど、祖父は息をしておらず、あんぐり口を開けたまま動かなかった。あまりのバカ面に、私も父も母も、力が抜けたままなんとなく笑った。
まもなく医者が来て、祖父の屍をひと目見るなり「これは大往生ですね」と言った。死因は幸福の条件の中でも最も大切な要素のひとつである”老衰”であった。


人間の尊厳な死の場面をとらまえて、このように笑ってしまう、自然と湧き上って来るこの可笑しみとは、何なんだろう。知的で上品なユーモアに盛られた、さくらももこ著『もものかんづめ』の一章だが、中でもこの「メルヘン翁」が断然面白い。”死”という本来悲しむべき出来事なのに、これほど冷静に正面から見据え、その上で思いっきし笑い転げている。そこにはある意味、人間の真実が見え隠れするような不思議な現象がある。「全くろくでもないジジィであった」と揶揄するが、その裏には実はちゃんと持ち合わせた家族愛と、もうこれきり逢えないといった一抹の寂しさが同居した、そんな心の裏返しでもある。

夜中三時頃、続々と親戚が集まってきた。こんな大騒ぎにもかかわらず、姉は自室で熟睡している事を思い出したので、私は慌てて起こしに行った。
「ジィさんが死んだよ」と私が言ったとたん、姉はバッタのように飛び起きた。
「うそっ」と言いつつ、その目は期待と興奮で光輝いていた。私は姉の期待をますます高める効果を狙い、「いい? ジィさんの死に顔は、それはそれは面白いよ。口をパカッと開けちゃってさ、ムンクの叫びだよあれは。でもね、決して笑っちゃダメだよ、なんつったって死んだんだからね、どんなに可笑しくても笑っちゃダメ」としつこく忠告した。
姉は恐る恐る祖父の部屋のドアを開け、祖父の顔をチラリと見るなり転がるようにして台所の隅でうずくまり、コオロギのように笑い始めた。
死に損ないのゴキブリのような姉を台所に残し、私は祖父の部屋へ観察に行った。誰も泣いている人はいない。ここまで惜しまれずに死ねるというのも、なかなかどうしてできない事である。
<略>
「ジィさんの顔、口を閉じてやらなきゃ、まずいなァ」と誰かが言った。私は、そのままでも面白いから問題ないと思ったのだが、そういうわけにもいかないらしい。
「白いさらしの布で、ジィさんの頭からアゴにかけて巻きたいのだが、布はあるか」と親類の男が尋ねるので、母と祖母は必死で探したのだが見つからなかった。深夜なので買いにも行けず、モタモタしているうちに死後硬直が始まってしまいそうだったので、やむをえずありあわせの手ぬぐいで代用する事になった。
この手ぬぐい、町内の盆踊り大会で配られた物であり、豆しぼりに『祭』と赤い字で印刷されていた。
ジィさんは、祭の豆しぼりでほっかむりされ、めでたいんだかめでたくないんだか、さっぱりわからぬいでたちで、おとなしく安置されていた。祖母は、「ジィさんは、いつでも祭だよ」と力なく呟いた。私が姉に「ジィさんのくちびるから、祭ばやしが聴こえるねェ」と言ったら、彼女はまた台所のゴキブリになってしまった。
<略>
体をS字にくねらせて、頬に手を重ねるジジィの姿は、ちょうど夢見るメルヘン少女のようであった。~
ジィさんの戒名の称号は居士であった。死ぬと無条件に仏の弟子になれるというこの世のシステムには改めて驚かされる。もしジィさんか本当に仏の弟子になってしまったら、インチキはするは酒は飲むわで一日で破門であろう。
それなのに”居士”だ。私が、「立派な戒名もらってヨカッタねえ」と母に言うと、彼女は、「あたしゃ、生きているうちにいい目に逢えりゃ、居士でもドジでもなんでもいいよ」と言いながら、葬式まんじゅうをパクパク食べ始めた。
位牌が少し傾いたような気がした。


さくらももこ著『もものかんづめ』(集英社文庫)より「メルヘン翁」



さくらももこ(三浦美紀1965~):
清水市生まれの漫画家・作詞家・脚本家。静岡の短大卒業後に上京してぎょうせいに入社するが勤務中に居眠りする等して上司から「会社を取るか漫画を取るかどちらか選べ」と迫られ「漫画家として生活していく」と回答、約2か月で退職した。
そしてその年『りぼん』で「ちびまる子ちゃん」の連載開始する。


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枯れかけて心配していたアトリエのクスノキ。今日見ると新芽が。。。

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それと、これもなぜか、バナナのこの黄色がとても好きでよく撮る。これなど、濃い黄色でいかにも美味そう。食べてみるとまだ浅い割にはやわらかく甘味がした。

by kirakuossan | 2017-05-10 13:09 | アトリエ | Trackback

バス停の桜。 今年も満開に。。。

2017年4月10日(月)
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d0170835_9154821.jpgバス停の桜。
今年も満開に。。。


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d0170835_9445036.jpgホンマや、セブンイレブンにも西日本限定発売の明治おいしい牛乳がマグネットクリップおまけ付きで登場した。ドバドバっと、たしかに注ぎやすい。でもどことなく牛乳は尻洩れするぐらいの方が、新鮮で美味しく感じる。世の中にはいらぬお世話ということが結構多いものである。





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by kirakuossan | 2017-04-10 09:12 | アトリエ | Trackback

気になる奇妙な黄色い花

2016年10月20日(木)
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d0170835_15592963.jpg夏の彼岸花がすっかり枯れてしまった田んぼのあぜ道に、毎年今頃になると大ぶりの逆さに開いた黄色い花が気になる。アトリエから見ると木の枝から吊るしているように見え、奇妙におじぎしているようにも見える。何という花だろう。
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by kirakuossan | 2016-10-20 15:58 | アトリエ | Trackback

今年一気に咲いた。

2016年7月17日(日)
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d0170835_8405766.jpgあれからまた二輪咲き・・・と思っていたら、他に大きな束になったノウゼンカズラが端の方で田んぼに向って頭を下げているのを見つけた。もっと早く咲いているのに気がつかなかったのだ。かみさんが蔓の位置を上まで引き上げてやったので、みんなに観てもらえるようになった。今年から一気に開花したのだ。


今日は初陣立命館守山のゲームを彦根球場まで観戦に行こうと思うが、天候が気になる。京都では立命館が同志社国際と戦う。



追記
(13:30)
今日は立命館の附属高校が三校登場するが、まず大阪大会で初芝立命館が甲子園出場の実績がある有力校阪南大附属に6ー0と完封勝ちした。
いま、彦根球場に来ているが、近くに彦根城を望む落ち着いた雰囲気の好いグラウンドだ。さあ、2時半ころに初陣立命館守山の登場だ。
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by kirakuossan | 2016-07-17 08:25 | アトリエ | Trackback

我が家のターナー

2016年7月12日(火)
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漱石の『坊っちゃん』に出てくる有名なくだりだ。
船頭はゆっくりゆっくり漕いでいるが熟練は恐しいもので、見返えると、浜が小さく見えるくらいもう出ている。高柏寺の五重の塔が森の上へ抜け出して針のように尖がってる。向側を見ると青嶋が浮いている。これは人の住まない島だそうだ。よく見ると石と松ばかりだ。なるほど石と松ばかりじゃ住めっこない。赤シャツは、しきりに眺望していい景色だと云ってる。野だは絶景でげすと云ってる。絶景だか何だか知らないが、いい心持ちには相違ない。ひろびろとした海の上で、潮風に吹かれるのは薬だと思った。いやに腹が減る。
「あの松を見給え、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」と赤シャツが野だに云うと、野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ」と心得顔である。ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも困らない事だから黙っていた。


d0170835_12151167.jpgウィリアム・ターナーは英国のロマン主義の著名な画家であるが、夏目漱石は1900年に、その英国に英語教育法研究のためとして文部省より2年間の留学を命じられる。ロンドン滞在中の2年間では、家賃の高さや大家との契約トラブルなどによって度重なる引越しを経験、「物価高真に生活困難なり十五磅(ポンド)ノ留学費にては窮乏を感ず」と報告してきている。
一方では、人種差別に悩むなどの経験を通して神経衰弱にも陥り、後に著書で「倫敦に住み暮らしたる2年は尤も不愉快の2年なり」と語る。でもそんななか、彼はロンドンの美術館に足を運び、このターナーの『金枝』の画だけはしっかりと観たことは間違いないだろう。だから坊っちゃんは知らなかったが、漱石はよく知っていたのである。

アトリエのは松ではなくクスノキだが、背丈は随分と伸びてきた。同時に下の枝が枯れていくものだから、曲り具合など、だんだんと”ターナー風”になってきた。


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by kirakuossan | 2016-07-12 11:46 | アトリエ | Trackback

彼らなりにまた考えるところがあるのだろう。

2016年4月25日(月)
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d0170835_1032619.jpg今朝アトリエ玄関前に白いカエルを見つけた。まだアオガエルの子供なのだろうが、石ころみたいに同じ色してじっとしたままだった。いくら近寄っても知らんふりの白カエルといい、東方をジッと見つめる鶏くん、彼らも彼らなりにまた考えるところがあるのだろう。立命館が関大に連勝。残すは近大戦と、同立戦だが、3連覇に向け油断は禁物である。でも立命に東と渡邊の二枚看板が育ったのは何よりも心強い。

今、ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102を聴いているが、むしろこちらの方が駄作だな。
さて、明日からの蓼科入りの準備でもするか・・・
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by kirakuossan | 2016-04-25 10:31 | アトリエ | Trackback

今年はいまひとつ

2016年4月22日(金)
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d0170835_1436957.jpg毎年この時期になると、アトリエの庭には白いハナミズキが、お隣の玄関先にはピンク色したハナミズキが咲きます。まるで互いに打ち合わせでもしたように同時に花開きます。その紅白の取り合わせがとても好いものです。でも気のせいか、今年はどちらも花の数が少なく、ピンクは薄く、白色も鮮やかでないようでいまひとつ冴えません。毎年咲くのに同じことはありません。いつの春だったか、ご近所の人がカメラ持参で白い花を写させてくれと頼みに来たこともありましたっけ。
下の写真は2014年4月24日撮影のもの。この年は真っ白で鮮やかだった。
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by kirakuossan | 2016-04-22 14:18 | アトリエ | Trackback

新芽

2016年4月4日(月)

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d0170835_15551993.jpg桜が満開を迎えるころ、クスノキは古い葉っぱを全部落として、新芽とバトンタッチ。いよいよ春爛漫、これから見ちがえるほどに青々と茂りだすのだ。
蓼科のtuttiでは白樺の木もまだ新芽はほど遠いだろう。4月の終わりから5月にかけてようやく緑がちらほら顔を出す。今月の26日に蓼科入りする予定だが、ちょうどその頃にtutti庭の山桜が新芽を出す。愉しみだ。(白樺は2014年4月2日撮影)
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山桜の新芽(2015年4月30日撮影)
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by kirakuossan | 2016-04-04 15:51 | アトリエ | Trackback

やはり雪だった。

2016年1月20日(水)

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未明、強風が窓ガラスを吹き付けていると思ったら、やはり雪だった。
こちらではこの冬初めての雪でないか?

d0170835_8105358.jpgd0170835_8125778.jpg蓼科別荘地の今朝の状況。
右はこんなこともあろうと1月16日に事前にライヴカメラから撮っておいた。今の気温△10.3℃
(アルピコ交通のライヴカメラより)


追記:
(10:20)
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by kirakuossan | 2016-01-20 08:09 | アトリエ | Trackback

信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。


by kirakuossan

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