2018年 02月 10日
ハズレがない作曲家 .......知られざる作曲家111 マルコム・アーノルド |
2018年2月10日(土)
またイギリスの話だが、近代イギリスを代表する作曲家の一人にマルコム・アーノルド(1921~2006)がいる。何を聴いてもハズレが無いアーノルド作品と言われるぐらい彼の音楽は親しみやすい。プロムスでも演奏されることのある「タム・オーシャンター」序曲 Op. 51はスコットランドの魔女伝説に基づいた演奏会序曲でアーノルドの代表作のひとつ。途中で、スコットランド風のメロディーが出てくるところも面白い。
またイギリスの話だが、近代イギリスを代表する作曲家の一人にマルコム・アーノルド(1921~2006)がいる。何を聴いてもハズレが無いアーノルド作品と言われるぐらい彼の音楽は親しみやすい。プロムスでも演奏されることのある「タム・オーシャンター」序曲 Op. 51はスコットランドの魔女伝説に基づいた演奏会序曲でアーノルドの代表作のひとつ。途中で、スコットランド風のメロディーが出てくるところも面白い。
彼はベートーヴェンと同じように9つの交響曲も書いている。1949年に書き上げられハレ管を自らが指揮して初演された第1番は、3楽章からなる30分ほどの楽曲だが、管楽器を中心に色彩感豊かな佳作である。作品は管弦楽と協奏曲が中心だがどれも機知に富む。他にいくつかの映画音楽も残した。
何といっても彼の名を世に知らしめたのは、英軍楽隊の作曲家ケネス・ジョゼフ・アルフォードが作曲した「ボギー大佐」を、映画『戦場にかける橋』のテーマ音楽に編曲した作品だろう。映画のなかでは「クワイ河マーチ」として有名になった。
大管弦楽のための組曲「戦場にかける橋」
ロンドン交響楽団
リチャード・ヒコックス(指揮)
by kirakuossan
| 2018-02-10 16:32
| 知られざる作曲家
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