2017年 10月 19日
今日10月19日、実は・・・ |
2017年10月19日(水)
NYダウ 1987年10月19日の月曜日。ちょうど30年前の今日、史上最大規模の世界的株価大暴落が起きた。ニューヨーク証券取引所を発端に起こったブラックマンデーである。当日は、ニューヨーク証券取引所のダウ30種平均の終値が、前週末より508ドルも下がり(下落率22.6%)、世界恐慌の引き金となった。翌日アジアの各市場にこれが連鎖、日経平均株価は3,836.48円安(-14.90%)の21,910.08円と過去最大の暴落を起こした。
ただ、日経平均株価については翌日、2037.32円高(+9.30%)と戻す。これは上昇幅で当時の歴代1位、上昇率で当時の歴代2位の記録であった。そして金融緩和を続けた日本では、日経平均株価は半年後の1988年4月には下落分を回復し、すでに1986年頃に始まっていたバブル景気は更なる膨張を続け、1989年12月29日にはついに38,915.89円をつけることになる。そして誰もが新年のさらなる株価高を期待し、予想したが、その年末が史上最高値のピークであった。
私は89年当時、大阪市西区の九条支店の渉外係を担当しており、この時、顧客への年末の挨拶に駆け回っていたが、一番最後に訪れた鉄工所の社長が一言洩らした。
「みな、来年の株高で浮かれているけど、今日を最後にもう日本の株は浮上しないよ。だからわしは、今日持ち株を全部売ったよ」
この社長の話は今でも鮮明に脳裏に残っている。
そして30年後の10月19日、日経平均株価は13日連騰の+85.47高、21,448.52円(+0.40%)で引けた。
でもあの時の史上最高値からはほど遠い。
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by kirakuossan
| 2017-10-19 17:31
| 株
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