2017年 09月 04日
「クラシック音楽の日」 |
2017年9月4日(月)
今日は「クラシック音楽の日」だそうだ。「ク(9)ラシ(4)ック」の語呂合わせで、より多くの人にクラシック音楽に親しんでもらおうと、日本音楽マネージャー協会が1990年に制定した。こういった語呂合わせはよくあることだが、この日本音楽マネージャー協会は一般社団法人で22年前に結成されたちゃんとした組織。
クラシック音楽は一部の愛好家のものではありません。クラシック音楽は、世界共通の芸術文化として、今日まで多くの人々を魅了し、社会に潤いを与え、受け継がれてきた人類の財産なのです。衣・食・住とは別に、「喜びと感動と励まし」を与えてくれる優れた芸術文化は、人間らしく生きる上で欠く事の出来ない、重要な元気の源であるといっても過言ではありません。クラシック音楽の普及と発展を目指し、様々な課題の解決に向けて、クラシック音楽に関わる事業者、劇場ホール、創造団体、教育機関、マスメディアなど、関係者の力を結集して「芸術文化の花開く国家」に向かって、諸事業を進めてまいりたいと考えております。とある。
会員は90社の団体・個人で構成されており、正会員には、浜離宮朝日ホール、いずみホール、音楽之友社、関西二期会、ザ・シンフォニーホールなど、賛助会員には、サントリーホール、兵庫県立芸術文化センター、びわ湖ホール、フェスティバルホール、さらにはヤマハやぴあなども名を連ねる。
ところで今日に相応しいというか、同じ日、オーストリアの作曲家アントン・ブルックナーの生誕日でもある。
「わがブルックナー開眼は、中学校に入学して間もなく<2番>をFM放送で聴いたとき。雷に打たれたような感動だった。ブルックナーに選んでもらえたのだ」と音楽評論家の福島章恭氏が語っていたその珍しい第2番を聴いてみよう。オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン (指揮)
録音: 18-21 September 2007, Studio of Netherlands Radio Philharmonic Orchcestra, MCO, Hilversum, Netherlands
1872年に作曲された第2番は全休止が多いので「休止交響曲」とも呼ばれる。全9曲(0番を含むと10曲)の交響曲の中では最も印象が薄く、演奏機会もほとんどないといっていい。CDで、1番や3番「ワーグナー」はたまに聴いても、この曲を実際に聴いたのは初めてに等しい。この演奏で指揮をするのは来年からニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任する話題の指揮者ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンである。
by kirakuossan
| 2017-09-04 17:55
| クラシック
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