2017年 08月 17日
モーツァルトの「レクイエム」 へえ~・・・そうだったんだ。 |
2017年8月17日(木)
「レクイエム」の未完は悔やまれる。何しろモーツァルト自身の手によって書き上げられた部分は「入祭唱」とそれにつづく「キリエ」のみ。「怒りの日」「妙なるラッパ」「みいつの大王」「憶えたまえ」「呪われし者」「主イエス・キリスト」「オスティアス」については、声楽パートは残されながらもオーケストラは骨組みのみ。絶筆となった「涙の日」の9小節目以降、「サンクトゥス」「ペネディクトス」「神の子羊」「聖体拝領唱」は完全に弟子ジュスマイヤーの創作なのである。ジュスマイヤーの補作に不満がないではないけれど「よくぞ完成まで漕ぎつけてくれた」と敬意を表するほかない。
今日の記事、自分にとっては
へえ~・・・そうだったんだ。
改めて聴きたくなりますなぁ。
と言って、松井くんが例の日経夕刊の「クラシック名演・名盤」(福島章恭・文)の記事を送ってくれた。第3回はモーツァルトの「レクイエム」の紹介だ。
「レクイエム」の未完は悔やまれる。何しろモーツァルト自身の手によって書き上げられた部分は「入祭唱」とそれにつづく「キリエ」のみ。「怒りの日」「妙なるラッパ」「みいつの大王」「憶えたまえ」「呪われし者」「主イエス・キリスト」「オスティアス」については、声楽パートは残されながらもオーケストラは骨組みのみ。絶筆となった「涙の日」の9小節目以降、「サンクトゥス」「ペネディクトス」「神の子羊」「聖体拝領唱」は完全に弟子ジュスマイヤーの創作なのである。ジュスマイヤーの補作に不満がないではないけれど「よくぞ完成まで漕ぎつけてくれた」と敬意を表するほかない。
ここで福島氏は、モーツァルトの書き残した音符がいかに少ないものであったかを耳で確かめたければ・・・といってシュペリング指揮ノイエ・オーケストラの演奏を紹介している。
モーツァルト:
イリデ・マルティネス - Iride Martinez (ソプラノ)モニカ・グロープ - Monica Groop (メゾ・ソプラノ)スティーヴ・ダヴィスリム - Steve Davislim (テノール)ユン・クヮンチュル - Kwangchul Youn (バリトン)コルス・ムジクス・ケルン - Chorus Musicus Koln
ダス・ノイエ・オルケスター - Neue Orchester, Das
クリストフ・シュペリング - Christoph Spering (指揮)
他には、安らぎを求めるなら、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、刺激を求めるならクルレンツィス指揮ムジカエテルナ盤、そして慟哭の叫びや真実を求めるなら定番としてのベーム指揮ウィーン・フィル盤を紹介している。
私もこの記事を読んで・・・へえ~・・・そうだったんだ。
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by kirakuossan
| 2017-08-17 16:57
| クラシック
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