2017年 05月 25日
「文学温泉紀行」 8日目 |
2017年5月25日(木)
道の駅「安来あらエッサ」は比較的新しいが、情報センターと称する場所があり24時間誰でも利用できるし、関係者や臨時駐車場のスペースまであって、とにかく敷地がでっかい。しかも車中泊の車が今までと違い断然多い。
昨夕から雲行きが怪しいが、今朝は境港を皮切りに、鳥取入り。温泉の宝庫を楽しもうと思う。
「安来あらエッサ」から走ってすぐに米子に入った。島根県から鳥取県に入った途端に道路状況が一変して悪くなった。こうも違うものかと驚いた。境港は観るものも特段なく、皆生温泉に向かう途中戦車を見た。
”戦争を知らない子供たち”・・・そういう自分も戦争を知らないおっさんだが。
(陸上自衛隊米子駐屯地)
皆生温泉から大山を左に見ながら、山中の関金温泉へ、次に三朝から浜村、そして鳥取最古の湯の岩井温泉へと・・・今日は温泉ラリーである。
皆生温泉「夢寛歩皆生」
皆生温泉は日本海に面した温泉地。昔はかんぽの宿だったが、今は民間経営。朝7:00~9:00まで日帰り朝風呂をやっていた。
関金の湯は放射能泉でラドンを有する。その湯の美しさから、「銀の湯」とか「白金の湯」と呼ばれるが、その通りに透き通って美しい。温度もちょうどよい、42℃くらいか。しかも”飲泉可”というぐらいだからよほど水質が良いのだろう。
先客が一人、帰るころにはもう一人やって来た。玄関先でその先客と話になり、「温泉津温泉は行ったか?」と訊くので、一昨日、元湯に浸かり、向かいの「長命館」に泊ったことを告げると、温泉慣れしたような老年の夫婦連れが云った。「あの温泉は本当に良い温泉だ、あの熱いのがまた良い」と。
ここのラドン含有量が日本最大の湯で、温泉治療のメッカとしてもよく知られる。鳥取に来て、三朝は必ず立ち寄るべし温泉である。多くの旅館で日帰り入浴をしているが、ほとんどがなぜか午後3時以降でしか入浴できない。唯一ここ依山楼が2時からということでタイミングよく入浴できた。300年を越える歴史を誇り、以前は昭和天皇をはじめ、多くの皇族関係者も立ち寄った老舗旅館。確かに内湯のつくりを見ると、その風格を感じさせた。お湯は関金とよく似た透明である。
by kirakuossan
| 2017-05-25 05:36
| 文学温泉紀行
|
Trackback