2016年 10月 26日
ヘブラーのモーツァルトピアノ・ソナタ全集 |
2016年10月26日(水)
欲しかったイングリット・ヘブラーのモーツァルトピアノ・ソナタ全集(6枚入り)を梅田の名曲堂で見つける。店の人に聞くと、最近2巻入ってきて1巻はすぐに売れ、これがもうひとつの1巻だそうで、これも直に売れてしまうだろう。朝聴くのに最適な彼女のモーツァルト、イ長調ソナタなどのレコードに惚れ込んで、他のソナタも是非聴いてみたいと探していたが、全集が手に入るとは幸運である。
ヘブラーは2度モーツァルトの全集を出している。最初は1960年代、2回目が還暦を過ぎた1986年以降のものである。これは最初の彼女が30代後半に録音したものである。
モーツァルトは生涯に18曲のピアノ・ソナタを作曲した。ベートーヴェンが30曲を越え、シューベルトでも20曲を越えるのに比して、モーツァルトの数は思うほどには多くないし、しかも最初の第1番ハ長調が1775年、19歳のときで、神童といわれた割にはピアノ・ソナタを書きだしたのは意外と遅かった。まず1枚目から聴き始めているが、ミュンヘンにおいて、第1番から第6番までが連作されたこの6曲はデュルニッツ男爵の注文によって作られたので、デュルニッツ・ソナタ集と呼ばれている、聴く機会は少ないが素朴でいい。ホント、ヘブラーのモーツァルトは可憐で、慈しむようで、それがどれも自然体で実に素晴らしい。次は1986年の2回目の録音と聴き比べてみたい心境になる。もちろんこちらはCDになるだろうけれど・・・
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ヘブラーは2度モーツァルトの全集を出している。最初は1960年代、2回目が還暦を過ぎた1986年以降のものである。これは最初の彼女が30代後半に録音したものである。
モーツァルトは生涯に18曲のピアノ・ソナタを作曲した。ベートーヴェンが30曲を越え、シューベルトでも20曲を越えるのに比して、モーツァルトの数は思うほどには多くないし、しかも最初の第1番ハ長調が1775年、19歳のときで、神童といわれた割にはピアノ・ソナタを書きだしたのは意外と遅かった。まず1枚目から聴き始めているが、ミュンヘンにおいて、第1番から第6番までが連作されたこの6曲はデュルニッツ男爵の注文によって作られたので、デュルニッツ・ソナタ集と呼ばれている、聴く機会は少ないが素朴でいい。ホント、ヘブラーのモーツァルトは可憐で、慈しむようで、それがどれも自然体で実に素晴らしい。次は1986年の2回目の録音と聴き比べてみたい心境になる。もちろんこちらはCDになるだろうけれど・・・
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by kirakuossan
| 2016-10-26 22:55
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