2016年 10月 24日
さすが神童の書いた2曲 |
2016年10月24日(月)
いい曲、なんの曲。
サン=サーンスの交響曲と言えば51歳に書いた第3番ハ短調 「オルガン付き」というのが通り相場だが、実は若くして作曲した第1番と第2番が初々しく新鮮で、しかも構成もしっかりとしていて聴かせる。この2曲はまずほとんど耳にする機会はないが、18歳で作曲した1番はメンデルスゾーンを、24歳で作曲した2番はシューマンをも彷彿させる。さすが神童の書いた2曲なのである。
スウェーデン南部の都市マルメに北欧最大級の歌劇場、マルメ歌劇場がある。そこのオーケストラ・ピットに入って長らく演奏していたオーケストラにマルメ交響楽団がある。創立は1925年、いまでは独立して活躍しているが、このオーケストラが北欧独特の清涼感ある響きを運んでくれる。1991年まで歌劇場で積んだ経験からか華やかさある音色も持ち合わせ、なかなかのオーケストラなのである。過去の首席指揮者の顔ぶれを見ると、ヘルベルト・ブロムシュテット(1962~63)ヴァーノン・ハンドリー(1986~88)、そしてパーヴォ・ヤルヴィも1994年から97年まで就いている。そして現在は2011年からマルク・スーストロという1949年生まれのフランス指揮者がその任にあたる。
マルメとマルク、このあまり知られていないオケと指揮者が風通しのよい音楽を聴かせてくれる。
サン=サーンス:
交響曲第1番 変ホ長調 Op. 2
交響曲第2番 イ短調 Op. 55
マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮)
(録音: 19-23 August 2013, Malmö Concert Hall, Malmö, Sweden)
いい曲、なんの曲。
サン=サーンスの交響曲と言えば51歳に書いた第3番ハ短調 「オルガン付き」というのが通り相場だが、実は若くして作曲した第1番と第2番が初々しく新鮮で、しかも構成もしっかりとしていて聴かせる。この2曲はまずほとんど耳にする機会はないが、18歳で作曲した1番はメンデルスゾーンを、24歳で作曲した2番はシューマンをも彷彿させる。さすが神童の書いた2曲なのである。
スウェーデン南部の都市マルメに北欧最大級の歌劇場、マルメ歌劇場がある。そこのオーケストラ・ピットに入って長らく演奏していたオーケストラにマルメ交響楽団がある。創立は1925年、いまでは独立して活躍しているが、このオーケストラが北欧独特の清涼感ある響きを運んでくれる。1991年まで歌劇場で積んだ経験からか華やかさある音色も持ち合わせ、なかなかのオーケストラなのである。過去の首席指揮者の顔ぶれを見ると、ヘルベルト・ブロムシュテット(1962~63)ヴァーノン・ハンドリー(1986~88)、そしてパーヴォ・ヤルヴィも1994年から97年まで就いている。そして現在は2011年からマルク・スーストロという1949年生まれのフランス指揮者がその任にあたる。
マルメとマルク、このあまり知られていないオケと指揮者が風通しのよい音楽を聴かせてくれる。
サン=サーンス:
交響曲第1番 変ホ長調 Op. 2
交響曲第2番 イ短調 Op. 55
マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮)
(録音: 19-23 August 2013, Malmö Concert Hall, Malmö, Sweden)
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by kirakuossan
| 2016-10-24 05:58
| いい曲、なんの曲
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