2016年 01月 06日
米大統領必死の決意で銃規制強行 |
2016年1月6日(水)
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。
— アメリカ合衆国憲法修正第2条
これには集団的権利説と個人的権利説が存在し、2008年、連邦最高裁判所は個人的権利説を採用する判決を示している。
すべての拳銃が登録されているとするが、実際は古いものや、所持人が死亡した後の銃は申請や許可も必要なしに譲渡、販売が可能などしり抜けになっていて規制が効かないのが実情。また、ライフルは18歳以上、拳銃は21歳以上から購入ができ、しかも登録の有無は州によってまちまちに定められており、所持について可能か否かも州によってさまざまである。
1970年ころから銃を使った事件が増加しだし、1980年後半から銃規制運動が高まり始めたが、個人所有の銃が今でも約2億7000万丁(国民大人一人に一丁)。銃が原因の死亡者数はここ数年毎年3万人を越える。
販売店に銃の購入者の身元調査期間を定め、重罪の前科がある者、精神病者、麻薬中毒者、未成年者などへの販売を禁止するブレイディ法がレーガン大統領暗殺未遂事件をきっかけに1981年に施行され、ブレイディ法の成立後、銃の所持率と殺人はともに低下したが、その原因を銃規制に求めるかどうかについては、なお国内で議論が戦わされている。いずれにしても自らの身は自らで守るという国民性が根底にあって、われわれには理解できにくい部分も存在する。銃がない社会は理想だが、銃を持たずにいて、もし銃を持った悪漢に遭遇したらどうするのかといった問題が片方では起きる。結局、”鶏が先か卵が先か”ということになるが、でもそういった簡単なことで済まされないほど根が深い。
ただこれだけは言える。幼いころから病的なほどにコンピュータゲームにはまり、一度死んでもリセットしたら蘇る。人間はただながめているだけでは満足いかずに、中にはいずれ実際に使ってみたくなる、そんな弱い性を持ち併せている。
ただ今朝ニュースで入ってきた、大統領の必死の決意は、勇気があったし、賞賛したい気持ちになる。このことが大統領選、とりわけ規制強化に抵抗する多数派の共和党との最大の争点のひとつになることは間違いない。
米大統領、銃規制を強行
涙で訴え、議会と対決
2016年1月6日 06時17分:共同通信
【ワシントン共同】オバマ米大統領は5日、インターネットを通じた銃売買にも身元調査を義務づけるなど大統領権限に基づく広範な銃規制強化に踏み切った。ホワイトハウスで演説し、時折涙を流しながら子どもたちが銃乱射事件の犠牲となっている現実を指摘、国民に支持を訴えた。
銃対策を残り任期1年の最重要課題の一つに位置付け、正面突破を図る姿勢を鮮明にした。規制強化に抵抗してきた議会多数派の共和党との激突は必至だ。
オバマ氏はバイデン副大統領や銃乱射事件の遺族らを伴い約40分にわたり演説した。
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。
— アメリカ合衆国憲法修正第2条
これには集団的権利説と個人的権利説が存在し、2008年、連邦最高裁判所は個人的権利説を採用する判決を示している。
すべての拳銃が登録されているとするが、実際は古いものや、所持人が死亡した後の銃は申請や許可も必要なしに譲渡、販売が可能などしり抜けになっていて規制が効かないのが実情。また、ライフルは18歳以上、拳銃は21歳以上から購入ができ、しかも登録の有無は州によってまちまちに定められており、所持について可能か否かも州によってさまざまである。
1970年ころから銃を使った事件が増加しだし、1980年後半から銃規制運動が高まり始めたが、個人所有の銃が今でも約2億7000万丁(国民大人一人に一丁)。銃が原因の死亡者数はここ数年毎年3万人を越える。
販売店に銃の購入者の身元調査期間を定め、重罪の前科がある者、精神病者、麻薬中毒者、未成年者などへの販売を禁止するブレイディ法がレーガン大統領暗殺未遂事件をきっかけに1981年に施行され、ブレイディ法の成立後、銃の所持率と殺人はともに低下したが、その原因を銃規制に求めるかどうかについては、なお国内で議論が戦わされている。いずれにしても自らの身は自らで守るという国民性が根底にあって、われわれには理解できにくい部分も存在する。銃がない社会は理想だが、銃を持たずにいて、もし銃を持った悪漢に遭遇したらどうするのかといった問題が片方では起きる。結局、”鶏が先か卵が先か”ということになるが、でもそういった簡単なことで済まされないほど根が深い。
ただこれだけは言える。幼いころから病的なほどにコンピュータゲームにはまり、一度死んでもリセットしたら蘇る。人間はただながめているだけでは満足いかずに、中にはいずれ実際に使ってみたくなる、そんな弱い性を持ち併せている。
ただ今朝ニュースで入ってきた、大統領の必死の決意は、勇気があったし、賞賛したい気持ちになる。このことが大統領選、とりわけ規制強化に抵抗する多数派の共和党との最大の争点のひとつになることは間違いない。
米大統領、銃規制を強行
涙で訴え、議会と対決
2016年1月6日 06時17分:共同通信
【ワシントン共同】オバマ米大統領は5日、インターネットを通じた銃売買にも身元調査を義務づけるなど大統領権限に基づく広範な銃規制強化に踏み切った。ホワイトハウスで演説し、時折涙を流しながら子どもたちが銃乱射事件の犠牲となっている現実を指摘、国民に支持を訴えた。
銃対策を残り任期1年の最重要課題の一つに位置付け、正面突破を図る姿勢を鮮明にした。規制強化に抵抗してきた議会多数派の共和党との激突は必至だ。
オバマ氏はバイデン副大統領や銃乱射事件の遺族らを伴い約40分にわたり演説した。
by kirakuossan
| 2016-01-06 08:44
| 海外
|
Trackback