2015年 10月 15日
パリの香り漂うラロの歌曲 |
2015年10月15日(木)
いい曲、なんの曲。
近代のフランス人作曲家を思い浮かべてみると、カミーユ・サン=サーンスに始まり、エマニュエル・シャブリエ、ジョルジュ・ビゼー、ガブリエル・フォーレ、モーリス・ラヴェル、クロード・ドビュッシー、それにエリック・サティまではスラスラと出てくる。そして少し考えてさらにアルベール・ルーセル、アルテュール・オネゲルの名が登場する。ところが必ずと言ってよいほど挙げ忘れる作曲家が一人いる。
それはエドゥアール・ラロ(1823~1892)だ。ラロも先祖はスペイン系であったが本人は間違いなくリール生まれのフランスの作曲家である。その影が薄いのは彼の代表曲スペイン交響曲の印象があまりにも強く、またスペインの作曲家でヴァイオリニストであったパブロ・デ・サラサーテによって紹介され世界に知れ渡ったということにも関係するだろう。そしてもうひとつは性格が生真面目で地味な存在であったことが、華やかなフランスのイメージには不似合であったこともあるかもしれない。
彼はヴァイオリン協奏曲第2番(スペイン交響曲)、チェロ協奏曲ニ短調に代表されるようにヴァイオリンやチェロの独奏と管弦楽のための作品が有名だが、室内楽曲と珍しいところで歌曲もいくつか書いた。この歌曲がちょっと洒落たパリの香りが漂っていて粋でなかなか素敵な歌なのだ。
6 Romances populaires
5 Lieder
タシス・クリストヤニス(バリトン)
ジェフ・コーエン(ピアノ)
いい曲、なんの曲。
近代のフランス人作曲家を思い浮かべてみると、カミーユ・サン=サーンスに始まり、エマニュエル・シャブリエ、ジョルジュ・ビゼー、ガブリエル・フォーレ、モーリス・ラヴェル、クロード・ドビュッシー、それにエリック・サティまではスラスラと出てくる。そして少し考えてさらにアルベール・ルーセル、アルテュール・オネゲルの名が登場する。ところが必ずと言ってよいほど挙げ忘れる作曲家が一人いる。
それはエドゥアール・ラロ(1823~1892)だ。ラロも先祖はスペイン系であったが本人は間違いなくリール生まれのフランスの作曲家である。その影が薄いのは彼の代表曲スペイン交響曲の印象があまりにも強く、またスペインの作曲家でヴァイオリニストであったパブロ・デ・サラサーテによって紹介され世界に知れ渡ったということにも関係するだろう。そしてもうひとつは性格が生真面目で地味な存在であったことが、華やかなフランスのイメージには不似合であったこともあるかもしれない。
彼はヴァイオリン協奏曲第2番(スペイン交響曲)、チェロ協奏曲ニ短調に代表されるようにヴァイオリンやチェロの独奏と管弦楽のための作品が有名だが、室内楽曲と珍しいところで歌曲もいくつか書いた。この歌曲がちょっと洒落たパリの香りが漂っていて粋でなかなか素敵な歌なのだ。
6 Romances populaires
5 Lieder
タシス・クリストヤニス(バリトン)
ジェフ・コーエン(ピアノ)
by kirakuossan
| 2015-10-15 07:05
| いい曲、なんの曲
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