2015年 09月 05日
いっそう磨きがかかったピアニシモ |
2015年9月5日(土)
京都市交響楽団
第594回定期演奏会
指揮/ジャン=クロード・カサドシュ
ピアノ/萩原 麻未
ラヴェル:
組曲「マ・メール・ロワ」
ピアノ協奏曲ト長調
ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:
バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
今日のプログラムはフランスものが中心、通好みの選曲と言えるか。期待して聴いた萩原麻未のピアノは満足のいく演奏であった。ラベルのピアノ協奏曲ト長調は、技巧的にも難しくて自ら初演で弾く予定にあったラベルが断念したほどだ。そんな難曲のラベルに、大人になった彼女の確かな成長の跡をみたし、アンコールのドビュッシー「月の光」でのあのピアニシモはいっそうの磨きがかかっていたのには嬉しい思いがした。そんな彼女も演奏が終わった後の表情は前と同じようなあどけなさが残っていた。
京響の管セクションはかなりのレベルということを再認識したが、弦パートは相変わらず力不足? とくに第一ヴァイオリンが弱い。
京都コンサートホールは螺旋階段が特徴だが、そこに歴代の来日演奏家の写真が掛かっている。そこにエリソ・ヴィルサラーゼやワルター・ヴェラーの顔を見つけた。やはり二人とも来洛していたのだ。
追記:
2015年9月6日(日)
指揮者ジャン=クロード・カサドシュのことを触れるのを忘れていたが、彼はフランスの著名なピアニストであるロベール・カサドシュの甥。演奏会前に彼のトークショウがあったが、高く良く響く声で、若々しく、とても今年80歳には見えなかった。指揮者としての知名度は日本では低い。
京都市交響楽団
第594回定期演奏会
指揮/ジャン=クロード・カサドシュ
ピアノ/萩原 麻未
ラヴェル:
組曲「マ・メール・ロワ」
ピアノ協奏曲ト長調
ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:
バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
今日のプログラムはフランスものが中心、通好みの選曲と言えるか。期待して聴いた萩原麻未のピアノは満足のいく演奏であった。ラベルのピアノ協奏曲ト長調は、技巧的にも難しくて自ら初演で弾く予定にあったラベルが断念したほどだ。そんな難曲のラベルに、大人になった彼女の確かな成長の跡をみたし、アンコールのドビュッシー「月の光」でのあのピアニシモはいっそうの磨きがかかっていたのには嬉しい思いがした。そんな彼女も演奏が終わった後の表情は前と同じようなあどけなさが残っていた。
京響の管セクションはかなりのレベルということを再認識したが、弦パートは相変わらず力不足? とくに第一ヴァイオリンが弱い。
京都コンサートホールは螺旋階段が特徴だが、そこに歴代の来日演奏家の写真が掛かっている。そこにエリソ・ヴィルサラーゼやワルター・ヴェラーの顔を見つけた。やはり二人とも来洛していたのだ。
追記:
2015年9月6日(日)
指揮者ジャン=クロード・カサドシュのことを触れるのを忘れていたが、彼はフランスの著名なピアニストであるロベール・カサドシュの甥。演奏会前に彼のトークショウがあったが、高く良く響く声で、若々しく、とても今年80歳には見えなかった。指揮者としての知名度は日本では低い。
by kirakuossan
| 2015-09-05 16:55
| クラシック
|
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