2015年 07月 11日
「人生」、時が経つにつれ、多くを語らない。 |
2015年7月11日(土)
「人生」 ヘルマン・ヘッセ
人生はあんなにも明るく甘く
花咲く大地は楽園だった
いまはすべてが滅び去っている
遊びも冗談も、地上の些細な慰み事も
あの雄々しい勇気も消えてなくなった
ああ、僕はとうの昔に死ねばよかったのだ
夏が去り、冬がやってきた
そして僕の心には永遠の恨みがあり
永遠の苦痛に満ちた憧れがある
朝がきて、朝が去ってゆく
そして夕べにはすべてが失われ
僕には涙だけが残る
1892年、ヘッセ15歳。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我々を楽しませ、喜ばせるものを
人生は小さな箱でプレゼントする
たとえばこのかわいいバラの花を
私の仕事机に置いたのは誰なのか
1947年、ヘッセ70歳。
「人生」、時が経つにつれ、多くを語らない。
「人生」 ヘルマン・ヘッセ
人生はあんなにも明るく甘く
花咲く大地は楽園だった
いまはすべてが滅び去っている
遊びも冗談も、地上の些細な慰み事も
あの雄々しい勇気も消えてなくなった
ああ、僕はとうの昔に死ねばよかったのだ
夏が去り、冬がやってきた
そして僕の心には永遠の恨みがあり
永遠の苦痛に満ちた憧れがある
朝がきて、朝が去ってゆく
そして夕べにはすべてが失われ
僕には涙だけが残る
1892年、ヘッセ15歳。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我々を楽しませ、喜ばせるものを
人生は小さな箱でプレゼントする
たとえばこのかわいいバラの花を
私の仕事机に置いたのは誰なのか
1947年、ヘッセ70歳。
「人生」、時が経つにつれ、多くを語らない。
by kirakuossan
| 2015-07-11 08:23
| 文芸
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