2015年 03月 28日
オーケストラのマエストロ その3 |
2015年3月28日(土)
クラシック音楽界でのアメリカの存在は歴史の長さにおいてはヨーロッパに次ぐことは否めないが、大戦前、中、後、さらにその後の米ソ緊張関係の中にあって、指揮者をはじめ多くの音楽家たちが亡命先にアメリカを求め、その流れは大きかった。一流の音楽家たちを多く迎え入れ、自由な音楽活動の中、さらに世界に向けて音楽を発信し続けてきた事実は無視できない。アメリカ一国だけでの優れたオーケストラの数の多さを見るだけでも、その底力は十分に感じ取れるものである。
北米のオーケストラ
【アメリカ】
クリーヴランド管弦楽団(1918年クリーヴランド)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(84~02)⇒フランツ・ウェルザー=メスト(02~)
サンフランシスコ交響楽団(1911年サンフランシスコ)
ヘルベルト・ブロムシュテット(85~95)⇒マイケル・ティルソン=トーマス(95~)
シカゴ交響楽団(1891年シカゴ)
ベルナルト・ハイティンク(06~)、リッカルド・ムーティ(14~)
ニューヨーク・フィルハーモニック(1842年ニューヨーク)
ロリン・マゼール(02~09)⇒アラン・ギルバート(09~17)
フィラデルフィア管弦楽団(1900年フィラデルフィア)
シャルル・デュトワ(08~)⇒ヤニック・ネゼ=セガン(12~)
ボストン交響楽団(1881年ボストン)
ジェームズ・レヴァイン(04~11)⇒アンドリス・ネルソンス(14~)
ロサンジェルス・フィルハーモニック(1919年ロサンジェルス)
エサ=ペッカ・サロネン(92~09)⇒グスターボ・ドゥダメル(09~)
シンシナティ交響楽団(1893年シンシナティ)
ヘスス・ロペス=コボス(86~01)⇒パーヴォ・ヤルヴィ(02~11)
セントルイス交響楽団(1880年セントルイス)
イツァーク・パールマン(02~04)⇒デイヴィッド・ロバートソン(05~)
ダラス交響楽団(1900年ダラス)
アンドルー・リットン(94~06)⇒ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(08~)
デトロイト交響楽団(1914年デトロイト)
ネーメ・ヤルヴィ(90~05)⇒レナード・スラットキン(08~)
ピッツバーグ交響楽団(1895年ピッツバーグ)
アンドルー・デイヴィス(05~08)⇒マンフレート・ホーネック(08~)
ヒューストン交響楽団(1913年ヒューストン)
クリストフ・エッシェンバッハ(?~01)⇒ハンス・グラーフ(01~14)⇒アンドレス・オロスコ=エストラーダ(14~)
ミネソタ管弦楽団(1903年ミネアポリス)
大植英次(95~02)⇒オスモ・ヴァンスカ(03~13)
ユタ交響楽団(1940年ソルトレイクシティ)
キース・ロックハート(?~09)⇒ティエリー・フィッシャー(09~)
【カナダ】
トロント交響楽団(1922年トロント)
ユッカ=ペッカ・サラステ(94~01)⇒ピーター・ウンジャン(01~)
モントリオール交響楽団(1935年モントリオール)
シャルル・デュトワ(77~02)⇒ケント・ナガノ(06~)
ロシアのオーケストラ
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団(1772年サンクトペテルブルク)
(旧レニングラード・フィルハーモニー交響楽団)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(38~88)⇒ユーリ・テミルカーノフ(88~)
モスクワ放送交響楽団(1930年モスクワ)
(現・モスクワ・チャイコフスキー交響楽団)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(61~74)⇒ウラジーミル・フェドセーエフ(74~)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(1951年モスクワ)
マルク・エルムレル(96~98)⇒ユーリ・シモノフ(98~)
ロシア国立交響楽団(1936年モスクワ)
(旧ソヴィエト国立交響楽団)
マルク・ゴレンシテイン(?~11)⇒ウラディーミル・ユロフスキ(11~)
マリインスキー劇場管弦楽団(1783年サンクトペテルブルク)
(旧キーロフ劇場管弦楽団)
ユーリ・テミルカーノフ(76~88)⇒ヴァレリー・ゲルギエフ(88~)
ロシアのオーケストラの音楽監督の特徴は長期就任ということ。ムラヴィンスキーのレニングラードフィルの50年まではいかなくても、ウラジーミル・フェドセーエフの40年超、テミルカーノフとゲルギエフもそれぞれ27年とみな長い。
つづく・・・
クラシック音楽界でのアメリカの存在は歴史の長さにおいてはヨーロッパに次ぐことは否めないが、大戦前、中、後、さらにその後の米ソ緊張関係の中にあって、指揮者をはじめ多くの音楽家たちが亡命先にアメリカを求め、その流れは大きかった。一流の音楽家たちを多く迎え入れ、自由な音楽活動の中、さらに世界に向けて音楽を発信し続けてきた事実は無視できない。アメリカ一国だけでの優れたオーケストラの数の多さを見るだけでも、その底力は十分に感じ取れるものである。
北米のオーケストラ
【アメリカ】
クリーヴランド管弦楽団(1918年クリーヴランド)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(84~02)⇒フランツ・ウェルザー=メスト(02~)
サンフランシスコ交響楽団(1911年サンフランシスコ)
ヘルベルト・ブロムシュテット(85~95)⇒マイケル・ティルソン=トーマス(95~)
シカゴ交響楽団(1891年シカゴ)
ベルナルト・ハイティンク(06~)、リッカルド・ムーティ(14~)
ニューヨーク・フィルハーモニック(1842年ニューヨーク)
ロリン・マゼール(02~09)⇒アラン・ギルバート(09~17)
フィラデルフィア管弦楽団(1900年フィラデルフィア)
シャルル・デュトワ(08~)⇒ヤニック・ネゼ=セガン(12~)
ボストン交響楽団(1881年ボストン)
ジェームズ・レヴァイン(04~11)⇒アンドリス・ネルソンス(14~)
ロサンジェルス・フィルハーモニック(1919年ロサンジェルス)
エサ=ペッカ・サロネン(92~09)⇒グスターボ・ドゥダメル(09~)
シンシナティ交響楽団(1893年シンシナティ)
ヘスス・ロペス=コボス(86~01)⇒パーヴォ・ヤルヴィ(02~11)
セントルイス交響楽団(1880年セントルイス)
イツァーク・パールマン(02~04)⇒デイヴィッド・ロバートソン(05~)
ダラス交響楽団(1900年ダラス)
アンドルー・リットン(94~06)⇒ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(08~)
デトロイト交響楽団(1914年デトロイト)
ネーメ・ヤルヴィ(90~05)⇒レナード・スラットキン(08~)
ピッツバーグ交響楽団(1895年ピッツバーグ)
アンドルー・デイヴィス(05~08)⇒マンフレート・ホーネック(08~)
ヒューストン交響楽団(1913年ヒューストン)
クリストフ・エッシェンバッハ(?~01)⇒ハンス・グラーフ(01~14)⇒アンドレス・オロスコ=エストラーダ(14~)
ミネソタ管弦楽団(1903年ミネアポリス)
大植英次(95~02)⇒オスモ・ヴァンスカ(03~13)
ユタ交響楽団(1940年ソルトレイクシティ)
キース・ロックハート(?~09)⇒ティエリー・フィッシャー(09~)
【カナダ】
トロント交響楽団(1922年トロント)
ユッカ=ペッカ・サラステ(94~01)⇒ピーター・ウンジャン(01~)
モントリオール交響楽団(1935年モントリオール)
シャルル・デュトワ(77~02)⇒ケント・ナガノ(06~)
ロシアのオーケストラ
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団(1772年サンクトペテルブルク)
(旧レニングラード・フィルハーモニー交響楽団)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(38~88)⇒ユーリ・テミルカーノフ(88~)
モスクワ放送交響楽団(1930年モスクワ)
(現・モスクワ・チャイコフスキー交響楽団)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(61~74)⇒ウラジーミル・フェドセーエフ(74~)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(1951年モスクワ)
マルク・エルムレル(96~98)⇒ユーリ・シモノフ(98~)
ロシア国立交響楽団(1936年モスクワ)
(旧ソヴィエト国立交響楽団)
マルク・ゴレンシテイン(?~11)⇒ウラディーミル・ユロフスキ(11~)
マリインスキー劇場管弦楽団(1783年サンクトペテルブルク)
(旧キーロフ劇場管弦楽団)
ユーリ・テミルカーノフ(76~88)⇒ヴァレリー・ゲルギエフ(88~)
ロシアのオーケストラの音楽監督の特徴は長期就任ということ。ムラヴィンスキーのレニングラードフィルの50年まではいかなくても、ウラジーミル・フェドセーエフの40年超、テミルカーノフとゲルギエフもそれぞれ27年とみな長い。
つづく・・・
by kirakuossan
| 2015-03-28 11:26
| クラシック
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