2014年 01月 26日
パンの食べ残し? |
2014年1月26日(日)
NMLの新譜紹介から、今朝はこのジャケットを見て、いろいろと思い浮かべてる。どこか魅かれる絵で、想像を駆りたてられる。
食卓は朝食だろうか、昼食だろうか・・・
どんな女性だろうか?頭髪から見ればミセスだろう・・・
食事を終えてピアノについた、片付けは後にして・・・
食事中、ふと気がついて、食事を途中にしてピアノを弾きだした・・・
食事は他の人が片づけている最中で、別の女性が食事を済ませピアノについた・・・
この白い椅子は、食卓の椅子だろう、それをピアノの椅子に使っているのだろう・・・
食卓にある食べ物はチーズの塊り? それともパンの食べ残し?・・・
いや、ひょっとしたら、これから食事をする前かもしれない。スープ皿にこれから入れる前・・・
椅子の数が少ない、一人住まいの女性か・・・
テーブルクロスは真新しいものに替えたばかりだな、たぶん・・・
女性は何を考えているのか、見方によっては少し疲れた感じ・・・
何を弾いているのだろう? きっとシューマンに違いない・・・
「シューマンを聴きながら」という有名な絵画によく似ていて、どうしてもその絵を思い浮かべる。フェルナン・クノップフ(1858~1921)というベルギーの画家だ。頭を抱え込んでいる姿が気になる。絵の表題を知って、音楽を聴いていることが理解できるが、もし何もなくこの絵を見せられたら、悲しみに打ちひしがれているのか・・・、頭痛をこらえているのか・・・、はたまた・・・とこの絵もいろいろ想像を駆りたてられる。このふたつの絵は同じ作者のものだろうか?
2010年の国立新美術館での「オルセー美術館展」~ポスト印象派に出展されていた絵画によく似たのを見つけた。ウィルヘルム・ハンマースホイの「休息」と言う絵だ。首の形から、頭髪の後ろ姿、髪のほつれ具合などまるきっりそっくりだ。
そして探しあてた。やはりハンマースホイの作品だった。ここに描かれている女性は彼の妻イーダ。妻と、彼の妹アナをモデルに多くの絵を書いた。
「ピアノを弾く女性のいる室内、ストランゲーゼ30番地」1901年(個人所蔵)
こうなれば妻イーダの顔を見たいのが人情である。
いつも黒ぽい衣服をまとった少し翳りがある美しい女性だったようだ。
上:ハンマースホイ
左:イーダ
右:アナ
ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864~1916)
抑えた色調で、時間の止まったような静寂な空気を感じさせる細密なタッチの室内画が中心である。彼は生前にはデンマークを代表する画家として名声を極めたが、その死後は急速に忘れられていった。しかし20世紀末になってから再評価がされだした。
きのう食べ残したトーストがずーっと気になっていた。そんな思いもあってか、今朝はハンマースホイの絵がとても印象に残った。
それと、
このジャケットとシューマンはとくに関係のないことがわかった。
NMLの新譜紹介から、今朝はこのジャケットを見て、いろいろと思い浮かべてる。どこか魅かれる絵で、想像を駆りたてられる。
食卓は朝食だろうか、昼食だろうか・・・
どんな女性だろうか?頭髪から見ればミセスだろう・・・
食事を終えてピアノについた、片付けは後にして・・・
食事中、ふと気がついて、食事を途中にしてピアノを弾きだした・・・
食事は他の人が片づけている最中で、別の女性が食事を済ませピアノについた・・・
この白い椅子は、食卓の椅子だろう、それをピアノの椅子に使っているのだろう・・・
食卓にある食べ物はチーズの塊り? それともパンの食べ残し?・・・
いや、ひょっとしたら、これから食事をする前かもしれない。スープ皿にこれから入れる前・・・
椅子の数が少ない、一人住まいの女性か・・・
テーブルクロスは真新しいものに替えたばかりだな、たぶん・・・
女性は何を考えているのか、見方によっては少し疲れた感じ・・・
何を弾いているのだろう? きっとシューマンに違いない・・・
「シューマンを聴きながら」という有名な絵画によく似ていて、どうしてもその絵を思い浮かべる。フェルナン・クノップフ(1858~1921)というベルギーの画家だ。頭を抱え込んでいる姿が気になる。絵の表題を知って、音楽を聴いていることが理解できるが、もし何もなくこの絵を見せられたら、悲しみに打ちひしがれているのか・・・、頭痛をこらえているのか・・・、はたまた・・・とこの絵もいろいろ想像を駆りたてられる。このふたつの絵は同じ作者のものだろうか?
2010年の国立新美術館での「オルセー美術館展」~ポスト印象派に出展されていた絵画によく似たのを見つけた。ウィルヘルム・ハンマースホイの「休息」と言う絵だ。首の形から、頭髪の後ろ姿、髪のほつれ具合などまるきっりそっくりだ。
そして探しあてた。やはりハンマースホイの作品だった。ここに描かれている女性は彼の妻イーダ。妻と、彼の妹アナをモデルに多くの絵を書いた。
こうなれば妻イーダの顔を見たいのが人情である。
いつも黒ぽい衣服をまとった少し翳りがある美しい女性だったようだ。
上:ハンマースホイ
左:イーダ
右:アナ
ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864~1916)
抑えた色調で、時間の止まったような静寂な空気を感じさせる細密なタッチの室内画が中心である。彼は生前にはデンマークを代表する画家として名声を極めたが、その死後は急速に忘れられていった。しかし20世紀末になってから再評価がされだした。
きのう食べ残したトーストがずーっと気になっていた。そんな思いもあってか、今朝はハンマースホイの絵がとても印象に残った。
それと、
このジャケットとシューマンはとくに関係のないことがわかった。
by kirakuossan
| 2014-01-26 07:42
| 美術
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