2013年 08月 03日
珍しい木管五重奏曲 .......知られざる作曲家48 ライヒャ |
2013年8月3日(土)
ベートーヴェンと同年生まれでまた親しくもあったアントン・ライヒャ(1770~1836)には珍しい曲が遺されている。 全25曲からなる「木管五重奏曲」で、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの4種の木管楽器に、金管のホルンを加えた5本の管楽器による編成の音楽。木管の音色はすべて違い、それぞれの音色が独立して聞こえるところに特色があるが、これは一長一短で、奏者が互いに合わせるのに苦労する反面、上手くかみ合えばそれぞれの音色がかき消されずに美しく聞こえる。
どれを聞いても各楽器にそれぞれの聞かせ場所があって、互いに腕を競い合い、からみ合いで実に楽しい音楽に仕立ててある。
今でこそ知られていないが、彼は音楽理論にも長けていて、パリ音楽院で教鞭を取り、リストやベルリオーズ、グノー、フランクらを育てたというから大した音楽家であったのだ。
「木管五重奏曲」を作曲した人はそう多くなく、ほかに比較的有名なのは、ミヨーの「ルネ王の暖炉」p.205、フランツ・ダンツィの9曲、そしてポール・タファネルト短調がある程度だ。
ベートーヴェンと同年生まれでまた親しくもあったアントン・ライヒャ(1770~1836)には珍しい曲が遺されている。 全25曲からなる「木管五重奏曲」で、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの4種の木管楽器に、金管のホルンを加えた5本の管楽器による編成の音楽。木管の音色はすべて違い、それぞれの音色が独立して聞こえるところに特色があるが、これは一長一短で、奏者が互いに合わせるのに苦労する反面、上手くかみ合えばそれぞれの音色がかき消されずに美しく聞こえる。
どれを聞いても各楽器にそれぞれの聞かせ場所があって、互いに腕を競い合い、からみ合いで実に楽しい音楽に仕立ててある。
今でこそ知られていないが、彼は音楽理論にも長けていて、パリ音楽院で教鞭を取り、リストやベルリオーズ、グノー、フランクらを育てたというから大した音楽家であったのだ。
「木管五重奏曲」を作曲した人はそう多くなく、ほかに比較的有名なのは、ミヨーの「ルネ王の暖炉」p.205、フランツ・ダンツィの9曲、そしてポール・タファネルト短調がある程度だ。
by kirakuossan
| 2013-08-03 09:36
| 知られざる作曲家
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