2013年 08月 02日
アメリカのロマン派作曲家たち .......知られざる作曲家47 カーペンター・フット・マクダウェル他 |
2013年8月2日(金)
「アメリカ・ロマン派の作曲家たち」
ダドリー・バック(1839~1909)
ジョン・オールデン・カーペンター
(1876~1951)
アーサー・フット(1853~1937)
ジョン・ノウルズ・ペイン(1839~1906)
エドワード・マクダウェル(1860~1908)
19世紀半ばから20世紀初頭にかけヨーロッパのロマン派音楽は花盛りで、ドイツではブラームスやブルッフ、フランスではビゼー、サン=サーンスやフォーレ、ロシアではチャイコフスキーが活躍しており、一方、国民楽派の活動も活発でロシアのムソルグスキー、チェコではドヴォルザークが、そして北欧ではグリーグなどの存在があった。時期を同じくしてアメリカに目を向ければ、あまり知られてはいないが、やはりロマン派音楽を引き継いでいた音楽家たちがいた。それらはほとんどが同時期に活躍した5人の作曲家たちであった。
フット:バラード Op. 69
マクダウェル:森のスケッチ Op. 51 - 第1番 野ばらに寄す
カーペンター:交響曲第1番
この中では先輩格にあたるペインはベートーヴェン中期の作風や音楽語法にのっとっていたし、同時代のドイツ音楽に常に注意をはらい、リヒャルト・シュトラウスの作品に注目した。
バックはオルガン奏者であり、指揮者でもあった。またフットはブラームスを尊敬し、チャイコフスキーやドヴォルザークの影響を受けたが、一方ではアメリカ民謡を思わせる旋律やリズムにも特徴がある。マクダウェルはヨアヒム・ラフやリストと交流があって、なかでも管弦楽組曲においてラフの影響を持つオーケストレーションが印象的である。そしてカーペンターについては本業は実業家で、もっぱら日曜作曲家として活動した。サティやフランス六人組に傾倒し、後のガーシュウィンやコープランドの先駆者というべき作曲家である。
「アメリカ・ロマン派の作曲家たち」
ダドリー・バック(1839~1909)
ジョン・オールデン・カーペンター
(1876~1951)
アーサー・フット(1853~1937)
ジョン・ノウルズ・ペイン(1839~1906)
エドワード・マクダウェル(1860~1908)
19世紀半ばから20世紀初頭にかけヨーロッパのロマン派音楽は花盛りで、ドイツではブラームスやブルッフ、フランスではビゼー、サン=サーンスやフォーレ、ロシアではチャイコフスキーが活躍しており、一方、国民楽派の活動も活発でロシアのムソルグスキー、チェコではドヴォルザークが、そして北欧ではグリーグなどの存在があった。時期を同じくしてアメリカに目を向ければ、あまり知られてはいないが、やはりロマン派音楽を引き継いでいた音楽家たちがいた。それらはほとんどが同時期に活躍した5人の作曲家たちであった。
フット:バラード Op. 69
マクダウェル:森のスケッチ Op. 51 - 第1番 野ばらに寄す
カーペンター:交響曲第1番
この中では先輩格にあたるペインはベートーヴェン中期の作風や音楽語法にのっとっていたし、同時代のドイツ音楽に常に注意をはらい、リヒャルト・シュトラウスの作品に注目した。
バックはオルガン奏者であり、指揮者でもあった。またフットはブラームスを尊敬し、チャイコフスキーやドヴォルザークの影響を受けたが、一方ではアメリカ民謡を思わせる旋律やリズムにも特徴がある。マクダウェルはヨアヒム・ラフやリストと交流があって、なかでも管弦楽組曲においてラフの影響を持つオーケストレーションが印象的である。そしてカーペンターについては本業は実業家で、もっぱら日曜作曲家として活動した。サティやフランス六人組に傾倒し、後のガーシュウィンやコープランドの先駆者というべき作曲家である。
by kirakuossan
| 2013-08-02 12:19
| 知られざる作曲家
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