2013年 05月 23日
ボッケリーニの弦楽五重奏 |
2013年5月23日(木)
毎朝、NMLの新着タイトルに目を通す。その日によって違うが、だいたい50タイトル、多いときには100タイトルが紹介される。ナクソスとそれ以外の各レーベル、各ジャンルが揃う。これを順番にチェックしていくのが楽しい。今朝はボッケリーニの弦楽五重奏曲集を聴いてみよう。以前、ボッケリーニに凝ったことがある。チェロ協奏曲、シンフォニア、そして室内楽・・・かなりCDも集めたことがある。
ルイジ・ボッケリーニ(1743~1805)は同じ時代のハイドンやモーツァルトに比べて今では目立たないが、その音楽は完成された彼独自の世界がある。時には軽快に、時には渋く玄人好みする作品を呈示してくれる。なんといってもチェロの大家だけあってチェロに関する楽曲はどれも聴きごたえがある。弦楽五重奏曲はさらにチェロが1本加わったもので、このディスクに収められているのは、弦楽五重奏曲のG291、339、341、そして「マドリードの夜警隊の行進」という標題のついたG324。この「マドリード・・・」は、サロネン指揮フィルハーモニー管弦楽団の演奏会でのアンコール曲であった。いまこうして改めて聴いてみると、味のある、それでいてどこかユーモアに満ちた楽しい音楽である。
弦楽四重奏曲、五重奏曲、六重奏曲とあるなかで普通は四重奏曲が最もよく作曲されるが、彼は五重奏曲を圧倒的に多く作曲し、秀作も多い。中でも弦楽五重奏曲G275の第3楽章は「ボッケリーニのメヌエット」と呼ばれ、とくに有名でよく演奏される。
余談だが、ブラームスは過去よりすでに四重奏曲、五重奏曲には優れた作品が出来上がってしまっているので、これから自分が目立つには六重奏曲しか残っていないとして、それこそ玄人好みのする渋い弦楽六重奏曲を多く残した。
毎朝、NMLの新着タイトルに目を通す。その日によって違うが、だいたい50タイトル、多いときには100タイトルが紹介される。ナクソスとそれ以外の各レーベル、各ジャンルが揃う。これを順番にチェックしていくのが楽しい。今朝はボッケリーニの弦楽五重奏曲集を聴いてみよう。以前、ボッケリーニに凝ったことがある。チェロ協奏曲、シンフォニア、そして室内楽・・・かなりCDも集めたことがある。
ルイジ・ボッケリーニ(1743~1805)は同じ時代のハイドンやモーツァルトに比べて今では目立たないが、その音楽は完成された彼独自の世界がある。時には軽快に、時には渋く玄人好みする作品を呈示してくれる。なんといってもチェロの大家だけあってチェロに関する楽曲はどれも聴きごたえがある。弦楽五重奏曲はさらにチェロが1本加わったもので、このディスクに収められているのは、弦楽五重奏曲のG291、339、341、そして「マドリードの夜警隊の行進」という標題のついたG324。この「マドリード・・・」は、サロネン指揮フィルハーモニー管弦楽団の演奏会でのアンコール曲であった。いまこうして改めて聴いてみると、味のある、それでいてどこかユーモアに満ちた楽しい音楽である。
弦楽四重奏曲、五重奏曲、六重奏曲とあるなかで普通は四重奏曲が最もよく作曲されるが、彼は五重奏曲を圧倒的に多く作曲し、秀作も多い。中でも弦楽五重奏曲G275の第3楽章は「ボッケリーニのメヌエット」と呼ばれ、とくに有名でよく演奏される。
余談だが、ブラームスは過去よりすでに四重奏曲、五重奏曲には優れた作品が出来上がってしまっているので、これから自分が目立つには六重奏曲しか残っていないとして、それこそ玄人好みのする渋い弦楽六重奏曲を多く残した。
by kirakuossan
| 2013-05-23 08:11
| クラシック
|
Trackback