2012年 12月 18日
新盤☆秀盤 NO10 ダウスゴーの第九 |
2012年12月18日(火)
ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op125
インガー・ダム=イエンセン(S)
リリ・パーシキヴィ (MS)
ラース・クリーヴマン(T)
カール=マグヌス・フレドリクソン(B)
デンマーク国立放送合唱団
スウェーデン室内管弦楽団
トーマス・ダウスゴー(指揮)
デンマークの指揮者、トーマス・ダウスゴー(1963~)は今、もっとも注目される指揮者の一人だ。”鋭い説得力と洞察力を持った指揮者”と評され、その実力は高く評価されている。彼の演奏をNMLで初めて聴いた。手兵のスウェーデン室内管弦楽団を指揮しての第九、第1楽章から一切の無駄を削いだ演奏、そうかと言って冷たさはない、もったいぶるところがなく淡々と進んでゆく。それはすべて最終楽章の歓喜の主題に凝縮させるためでもあるのだ。実に美しい主題だ、久々に清々しい第九を聴き、心地よい満足感に浸れた。
彼は2004年よりデンマーク国立響の首席指揮者にも就任、同時に世界中の著名オーケストラにも客演している超売れっ子のマエストロである。
このCDに同時に収録されている「祝賀メヌエット 変ホ長調」はベートーヴェンには駄作の類かもしれないが、ダウスゴーはこれを格調高い音楽に仕立てている。こんなところにも非凡な才能を感じる。
ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op125
インガー・ダム=イエンセン(S)
リリ・パーシキヴィ (MS)
ラース・クリーヴマン(T)
カール=マグヌス・フレドリクソン(B)
デンマーク国立放送合唱団
スウェーデン室内管弦楽団
トーマス・ダウスゴー(指揮)
デンマークの指揮者、トーマス・ダウスゴー(1963~)は今、もっとも注目される指揮者の一人だ。”鋭い説得力と洞察力を持った指揮者”と評され、その実力は高く評価されている。彼の演奏をNMLで初めて聴いた。手兵のスウェーデン室内管弦楽団を指揮しての第九、第1楽章から一切の無駄を削いだ演奏、そうかと言って冷たさはない、もったいぶるところがなく淡々と進んでゆく。それはすべて最終楽章の歓喜の主題に凝縮させるためでもあるのだ。実に美しい主題だ、久々に清々しい第九を聴き、心地よい満足感に浸れた。
彼は2004年よりデンマーク国立響の首席指揮者にも就任、同時に世界中の著名オーケストラにも客演している超売れっ子のマエストロである。
このCDに同時に収録されている「祝賀メヌエット 変ホ長調」はベートーヴェンには駄作の類かもしれないが、ダウスゴーはこれを格調高い音楽に仕立てている。こんなところにも非凡な才能を感じる。
by kirakuossan
| 2012-12-18 14:11
| 注目盤◎
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