2012年 06月 10日
いつ聴いても感動、また感動 myライブラリー/5 ケルテス |
2012年6月10日(日)
何か嬉しいこと、楽しかったことがある時にいちばん先に聴きたくなるのが、「新世界より」だ。今までに100回をはるかに超えた回数を聴いていることだろう。これも色々な聴き方があって、今日のように腰を落ち着けて真剣に聴く時は必ずといっていいほど、このディスクを出してくる。
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調
作品95 「新世界より」
指揮者:イシュトヴァン・ケルテス
ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
(DECCA/1960年)
世の中に「新世界より」のディスクは数え切ないほど出ている。廃盤も入れれば、200や300はゆうに超えるだろう。その中で昔より、最も優れた演奏とされているのがこのケルテスの演奏だ。
第一楽章のはじめからゆっくりしたスケールの大きい演奏で、表情豊かな懐の深い「新世界」だ。彼はこの時、まだ32歳の若さで、世界に誇るウイーン・フィルを相手に堂々とした指揮ぶりで、旋律の歌わせ方、曲想によるテンポの変化には非凡なものがある。50年以上も前の録音なのに鮮明で、実に恰幅のある響きで、メリハリも聴いている。ティンパニーの渇いた音が土の匂いをかぐような心地にさせ、印象的である。
イシュトヴァン・ケルテス(1929~1973)はハンガリーの生まれ、ニキシュ、ライナー、フリッチャイ、オーマンディ、ショルティに続く後継者と目されていたが、44歳の時、テルアヴィヴで水死して惜しくも亡くなった。日本にも64年に来日してN響を振っている。myライブラリーでは他にショルティ/シカゴ、ライナー/シカゴ、アバド/ベルリンフィルなど10数枚あるが、やはりどうしてもこれになる。
何か嬉しいこと、楽しかったことがある時にいちばん先に聴きたくなるのが、「新世界より」だ。今までに100回をはるかに超えた回数を聴いていることだろう。これも色々な聴き方があって、今日のように腰を落ち着けて真剣に聴く時は必ずといっていいほど、このディスクを出してくる。
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調
作品95 「新世界より」
指揮者:イシュトヴァン・ケルテス
ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
(DECCA/1960年)
世の中に「新世界より」のディスクは数え切ないほど出ている。廃盤も入れれば、200や300はゆうに超えるだろう。その中で昔より、最も優れた演奏とされているのがこのケルテスの演奏だ。
第一楽章のはじめからゆっくりしたスケールの大きい演奏で、表情豊かな懐の深い「新世界」だ。彼はこの時、まだ32歳の若さで、世界に誇るウイーン・フィルを相手に堂々とした指揮ぶりで、旋律の歌わせ方、曲想によるテンポの変化には非凡なものがある。50年以上も前の録音なのに鮮明で、実に恰幅のある響きで、メリハリも聴いている。ティンパニーの渇いた音が土の匂いをかぐような心地にさせ、印象的である。
イシュトヴァン・ケルテス(1929~1973)はハンガリーの生まれ、ニキシュ、ライナー、フリッチャイ、オーマンディ、ショルティに続く後継者と目されていたが、44歳の時、テルアヴィヴで水死して惜しくも亡くなった。日本にも64年に来日してN響を振っている。myライブラリーでは他にショルティ/シカゴ、ライナー/シカゴ、アバド/ベルリンフィルなど10数枚あるが、やはりどうしてもこれになる。
by kirakuossan
| 2012-06-10 19:04
| myライブラリー
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