2012年 05月 05日
ロマン漂う洋風建築の千人風呂 ~上諏訪温泉 |
2012年5月5日(土)
1873年(明治6年)に長野県諏訪郡川岸村(現・岡谷市)で製糸業を興した片倉組の二代目片倉兼太郎が大正末に欧米での視察旅行で地域住民への福祉施設が充実していることに感銘を受け、地元の諏訪の地でそのような施設を作ることを計画、基金80万円(現在の価値で数十億円)を集め、温泉大浴場とサウナ等の浴場棟および、娯楽・文化交流を目的とした会館棟を建設、1928年(昭和3年)上諏訪温泉の地に「片倉館」を完成した。
片倉組は明治から大正期にかけて絹糸の製造を行い、片倉財閥を構築した老舗企業で、現・片倉工業。1994年、蚕糸業から撤退し、工業近代化の貴重な遺産として知られる富岡製糸工場も2005年に富岡市に寄贈した。現在は不動産資産を活かした事業等に転換している。
『千人風呂』の特徴
☆建物・・・ヨーロッパ風(ゴシックリバイバルもしくはロマンティックリバイバル)建築で、昨年、浴場、会館、渡廊下の3棟が国の重要文化財に指定された。
☆浴槽・・・幅4m、長さ7.5m、深さ1.1m。浴槽底には玉砂利が敷かれ、程よい刺激を足の裏に与える。深さが魅力で浴槽縁には2段の段差があり、深いほうの段差に腰をかけるとちょうどいい深さで入浴することができる。
☆内装・・・古きローマ帝国の風呂場を連想するような凝った内装で、入浴しながら建物の彫刻、ステンドグラス等も見て楽しむことができる。
☆泉質・・・単純温泉、慢性関節リューマチ、神経痛、糖尿病、胃腸病等に効能を持つ。
☆泉温・・・約70度。
お湯5・雰囲気5・自然度(独創性)4・清潔感4・サービス4・全体評5・・・27(今日も最高点・かみさん5)
趣があって歴史の重みを感じる、まことに雰囲気のある良い温泉だ。諏訪湖を訪れたら絶対に立ち寄る所だろう。
:::::::::::::::
同敷地内に「諏訪市美術館」があって、まず芸術作品を鑑賞して、そのあと温泉とは、日本広しと言え此処ぐらいかも。
1943年に建てられた信州最初の美術館で、もとは片倉製糸の資料館の懐古館として造られたものを、1956年に美術館として開館した。「洋画の魅力」と題して、諏訪市にゆかりの画家たちの作品を3期に分けて陳列してあった。
1873年(明治6年)に長野県諏訪郡川岸村(現・岡谷市)で製糸業を興した片倉組の二代目片倉兼太郎が大正末に欧米での視察旅行で地域住民への福祉施設が充実していることに感銘を受け、地元の諏訪の地でそのような施設を作ることを計画、基金80万円(現在の価値で数十億円)を集め、温泉大浴場とサウナ等の浴場棟および、娯楽・文化交流を目的とした会館棟を建設、1928年(昭和3年)上諏訪温泉の地に「片倉館」を完成した。
片倉組は明治から大正期にかけて絹糸の製造を行い、片倉財閥を構築した老舗企業で、現・片倉工業。1994年、蚕糸業から撤退し、工業近代化の貴重な遺産として知られる富岡製糸工場も2005年に富岡市に寄贈した。現在は不動産資産を活かした事業等に転換している。
『千人風呂』の特徴
☆建物・・・ヨーロッパ風(ゴシックリバイバルもしくはロマンティックリバイバル)建築で、昨年、浴場、会館、渡廊下の3棟が国の重要文化財に指定された。
☆浴槽・・・幅4m、長さ7.5m、深さ1.1m。浴槽底には玉砂利が敷かれ、程よい刺激を足の裏に与える。深さが魅力で浴槽縁には2段の段差があり、深いほうの段差に腰をかけるとちょうどいい深さで入浴することができる。
☆内装・・・古きローマ帝国の風呂場を連想するような凝った内装で、入浴しながら建物の彫刻、ステンドグラス等も見て楽しむことができる。
☆泉質・・・単純温泉、慢性関節リューマチ、神経痛、糖尿病、胃腸病等に効能を持つ。
☆泉温・・・約70度。
お湯5・雰囲気5・自然度(独創性)4・清潔感4・サービス4・全体評5・・・27(今日も最高点・かみさん5)
趣があって歴史の重みを感じる、まことに雰囲気のある良い温泉だ。諏訪湖を訪れたら絶対に立ち寄る所だろう。
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同敷地内に「諏訪市美術館」があって、まず芸術作品を鑑賞して、そのあと温泉とは、日本広しと言え此処ぐらいかも。
1943年に建てられた信州最初の美術館で、もとは片倉製糸の資料館の懐古館として造られたものを、1956年に美術館として開館した。「洋画の魅力」と題して、諏訪市にゆかりの画家たちの作品を3期に分けて陳列してあった。
by kirakuossan
| 2012-05-05 17:29
| 温泉♨
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