ホンマ!気楽おっさんの蓼科偶感

コンクールの優勝者は大成するか?

2012年3月18日(日)
世界で繰り広げられるピアノ・コンサート、歴史の古い順に列挙して行くと・・・

ショパン国際ピアノ・コンクール
 1927年から(5年ごとの開催)ポーランド、最古のコンクール (第1回優勝者:レフ・オボーリン)
 主な優勝者:マウリツイオ・ポリーニ(60)マルタ・アルゲリッチ(65)
 クリスティアン・ツイメルマン(75) タイ・タイ・ソン(80)スタニスラフ・ブーニン(85)
 ユンディ・リ(00)ラファウ・ブレハッチ(05) <2位内田光子(70)>
ブダペスト国際音楽コンクール
 1933(5年)ハンガリー、リスト、バルトークゆかり (アニー・フィッシャー)
 松崎怜子(71)
d0170835_1643556.jpgジュネーヴ国際音楽コンクール
 1939(毎年→隔年→不定期)スイス、あらゆるジャンル (A.B.ミケランジェリ)
 ゲオルグ・ショルティ(42)フリードリッヒ・グルダ(46)マルタ・アルゲリッチ(57)萩原麻未(10)
ロン=ティボー国際コンクール
 1943(隔年→3年)フランス、ロンとティボー (サンソン・フランソワ)
 アルド・チッコリーニ(49)松浦豊明(59)清水和音(81)スタニスラフ・ブーニン(83)
 藤原由紀乃(86)野原みどり(92)田村響(07)
ブゾーニ国際ピアノ・コンクール
 1949(毎年)イタリア、フェルッチョ・ブゾーニにちなんで、質が高い (なし、4位アルフレッド・ブレンデル)
 マルタ・アルゲリッチ(57)ルイ・ロルティー(84)アレクサンダー・コブリン(99)
ヴィオッティ国際音楽コンクール
 1950(毎年)イタリア、ヴァイオリンとピアノ (ジャン・ミコー)
 イザベラ・サロモン(51)高野耀子(54)田近完(71)津田真理(83)木村綾子(99)
 河村尚子(01)加藤瑞夏(05)
J.S.バッハ国際コンクール
 1950(ほぼ4年)ドイツ、64年から定期に (タチアーナ・ニコライエワ)
 ヴァレリー・アファナシェフ(68)マルティン・シュタットフェルト(02) <2位伊藤恵(80)>
ミュンヘン国際音楽コンクール
 1952(毎年→隔年)ドイツ、あらゆるジャンル (入賞クルト・バウアーほか3人)
 イングリッド・ヘブラー(54)伊藤恵(83)アレクセイ・ゴルラッチ(11)
エリーザベト王妃国際コンクール
 1952(ほぼ4年→不定期)ベルギー、元イザイのコンクール (レオン・フライシャー)
 ウラディーミル・アシュケナージ(56)ヴァレリー・アファナシェフ(72)
 セヴェリン・フォン・エッカートシュタイン(03)
マリア・カナルス国際コンクール
 1954(毎年)スペイン、富豪カナルス夫人が主催 (男ミーケル・ファレ、女マリア・ミロ)
 山根弥生子(58)池田洋子(59)杉本安子(76)岡田博美(82)坂井千春(86)菊池裕介(00)
 三浦友理枝(01)
d0170835_1552234.jpgチャイコフスキー国際音楽コンクール
 1958(4年)ロシア、審査偏向強かった (ヴァン・クライバーン)
 ウラディーミル・アシュケナージ(62)ミハイル・プレトニョフ(78)ボリス・ベレゾフスキー(90)
 上原彩子(02)
ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール
 1961(4年)オーストリア、ウイーン芸術大学主催 (なし)
 内田光子(69)
ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール
 1962(4年)米国、チャイコフスキー国際に対抗して開催 (ラルフ・ヴォッタペック)
 ラドゥー・ルプー(66)アレクセイ・ゴルラッチ(05)辻井伸行(09)
リーズ国際ピアノ・コンクール
 1963(3年)イギリス、レヴェル高い (マイケル・ロール)
 ラドゥー・ルプー(69)マレイ・ペレイア(72)リカルド・カストロ(93)キム・スンオク(06)
クララ・ハスキルピアノ・コンクール
 1963(隔年)スイス、ルツエルン音楽週間に開催 (なし)
 クリストフ・エッシェンバッハ(65)リチャード・グード(73)キム・スンオク(05)河村尚子(07)
モントリオール国際音楽コンクール
 1965(4年)カナダ、ピアノ・ヴァイオリン・声楽3部門 (ジャン・クロードペヌティエ)
 イーヴォ・ポゴレッチ(80)
オリヴィエ・メシアン国際ピアノ・コンクール
 1967(ほぼ3年)フランス、フルート・チェロ・打楽器もある (ミシェル・ペロフ)
 ピエール=ロラン・エマール(73)チュアン・チン(03)
A.ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール
 1974(3年)イスラエル、ユダヤ系、選考は忠実 (エマニエル・アックス)
 ゲルハルト・オピッツ(77)
シドニー国際ピアノ・コンクール
 1977(4年)オーストラリア、オーディオン合格者36人で競う (イリーナ・プロトコワ)
 <2位上原彩子(00)>
浜松国際ピアノ・コンクール
 1991(3年)日本、楽器の街・浜松市市制80周年で開始 (セルゲイ・ババヤン)
 アレクサンダー・ガヴリリュク(00)アレクサンダー・コブリン(03) <2位上原彩子(00)>

過去の優勝者から実績のあるベテランや往年の著名なピアニストを挙げてみると意外と少ないのに気がつく。
マウリツイオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチ、アニー・フィッシャー、A.B.ミケランジェリ、フリードリッヒ・グルダ、サンソン・フランソワ、イングリッド・ヘブラー、ウラディーミル・アシュケナージ、マレイ・ペレイア、クリストフ・エッシェンバッハぐらいか。ほかの圧倒的多数のピアニストは消えてしまったか、期待ほどの活躍をしなかったピアニスト達だ。

現在の、今一番脂がのっている40~50代のピアニストの実力派を見てみると・・・
d0170835_1614255.jpgd0170835_1616346.jpgd0170835_16175519.jpgd0170835_1620488.jpgd0170835_16215939.jpgd0170835_16233912.jpgマルカンドレ・アムラン(カナダ・51)レイフ・オヴェ・アンスネス(ノルウエー・42)ピオトル・アンデルシェフスキ(ポーランド・43)ピエール=ロラン・エマール(フランス・53)クリスティアン・ツイメルマン(ポーランド・56)ミハイル・プレトニョフ(ロシア」・55)エフゲニー・キーシン(ロシア・41)イエフィム・ブロンフマン(ウズペキスタン・54)ボリス・ベレゾフスキー(ロシア・43)イーヴォ・ポゴレッチ(ベオグラード・54)エレーヌ・グリモー(フランス・43)ラルス・フォークト(ドイツ・42)スタニスラフ・ブーニン(ロシア・46)ジャン=マルク・ルイサダ(チュニジア・54)
以上14人中約半数の6人が由緒ある国際コンクールで優勝している。

さらに20~30代の若手の、これから世界を担うピアニストを挙げると次の8人が浮かんでくる・・・
セヴェリン・フォン・エッカートシュタイン(ドイツ・34)アレクサンダー・ガヴリリュク(ウクライナ・28)アレクサンダー・コブリン(ロシア・32)マルティン・シュタットフェルト(ドイツ・32)ラファウ・ブレハッチ(ポーランド・27)ラン・ラン(中国・30)ユンディ・リ(中国・30)コンスタンチン・リフシッツ(ウクライナ・36)
d0170835_15562626.jpgd0170835_1559627.jpgd0170835_1641330.jpgd0170835_166151.jpgd0170835_1675670.jpgここで目につくのはこれらのほとんどのピアニストがコンクールでの優勝経験を持つという事。
以前と違って、最近のピアニストはコンクールでも実績を出さないと世に出られないということか。

もうひとつ意外であったことは・・・
ロン=ティボー国際、ヴィオッティ国際、マリア・カナルス国際なんかのコンクールでこれだけ多くの日本人が優勝していたことだ。若手の上原彩子萩原麻未はこれから期待するとして、残念なのはほかの大勢のピアニストがその後それほどの活躍していないのは残念で、今、世界的に通用しているのは内田光子、ひとりというのは寂しい限りだ。d0170835_15482819.jpg
by kirakuossan | 2012-03-18 07:52 | クラシック | Trackback
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信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。


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