2011年 12月 17日
今年のクリスマス・ソング |
2011年12月17日(土)
2011年/オリジナル・クリスマスCDは前半がちょっと意外な作曲家のクリスマスソング集、後半がJ.S. バッハのクリスマス・オラトリオ BWV 248 (抜粋)
CDの表紙絵は、11月東京の国立西洋美術館で見て感動した、カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」
ヘクトル・ベルリオーズ:キリストの幼時 Op. 25 - 羊飼いの聖家族への別れ
グスタフ・ホルスト:A Babe is Born
ジョン・ラター :What Sweeter Music
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ:Messe de Minuit pour Noel, H. 9: Gloria
フランツ・ザヴィエル・グルーバー:清しこの夜
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV 248(抜粋)
アーリーン・オジェー(ソプラノ)アンネリース・ブルマイスター (アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)テオ・アダム(バス)
ドレスデン聖十字架合唱団 - ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
マルティン・フレーミヒ (指揮)
・・・・・・・・・・・・・・・・
ベルリオーズは「幻想」交響曲のあの”こけおどし的”な印象が強いが、このような優しい、心洗われる音楽も作っているところが意外で面白い。
ホルストはあの有名な組曲「惑星」で知られるイギリスの作曲家。彼は結構色んな曲を作っており、吹奏楽のための組曲といったブラスバンドで演奏される珍しいものもある。このクリスマスソングは児童合唱団の歌声が愛らしい。
ラターは1945年イギリス生まれの現代作曲家だが、曲想はロマン派を思い起こさす、聴きやすい音楽を作曲した。宗教合唱曲やクリスマス・キャロルがある。(2011年11月4日「ラターの音楽」参照)
ラターから遡ること300年、1643年生まれのフランス盛期バロック音楽を代表する作曲家シャルパンティエ。彼はヴィヴァルディやバッハよりも年上で、宗教曲のほかに、舞台音楽や、数々の小品を作曲している。「テ・デウム ニ長調」が有名。
そしてこの曲のみで知られるグルーバーの「清しこの夜」
バッハの「クリスマス・オラトリオ BWV 248(抜粋)」は2時間30分を越える大作、ここでは抜粋版とした。
この曲は全6部から成る連作カンタータ集で、本来全曲はいちどに演奏されるのではなく、教会暦に沿ってクリスマスから顕現節(1月6日)にかけての日曜祝日に1部ずつ分けて演奏される。当時、バッハは聖トーマス教会の第1聖歌隊を率いて、聖ニコライ、聖トーマスの両教会を往復しつつ、このオラトリオを演奏したと云われている。
この演奏は74年頃の録音で、ペーター・シュライアーなど歌手陣が揃い、合唱団、オケがドレスデンと質の高い演奏として定評があるものだ。いわゆる”ドイツ的”な伝統のよさを持ち、地味ではあるが手づくりの温かさが感じ取れる音楽に仕上がっている。
自作CD第3弾”Christmas 2010”
2011年/オリジナル・クリスマスCDは前半がちょっと意外な作曲家のクリスマスソング集、後半がJ.S. バッハのクリスマス・オラトリオ BWV 248 (抜粋)
CDの表紙絵は、11月東京の国立西洋美術館で見て感動した、カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」
ヘクトル・ベルリオーズ:キリストの幼時 Op. 25 - 羊飼いの聖家族への別れ
グスタフ・ホルスト:A Babe is Born
ジョン・ラター :What Sweeter Music
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ:Messe de Minuit pour Noel, H. 9: Gloria
フランツ・ザヴィエル・グルーバー:清しこの夜
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV 248(抜粋)
アーリーン・オジェー(ソプラノ)アンネリース・ブルマイスター (アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)テオ・アダム(バス)
ドレスデン聖十字架合唱団 - ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
マルティン・フレーミヒ (指揮)
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ベルリオーズは「幻想」交響曲のあの”こけおどし的”な印象が強いが、このような優しい、心洗われる音楽も作っているところが意外で面白い。
ホルストはあの有名な組曲「惑星」で知られるイギリスの作曲家。彼は結構色んな曲を作っており、吹奏楽のための組曲といったブラスバンドで演奏される珍しいものもある。このクリスマスソングは児童合唱団の歌声が愛らしい。
ラターは1945年イギリス生まれの現代作曲家だが、曲想はロマン派を思い起こさす、聴きやすい音楽を作曲した。宗教合唱曲やクリスマス・キャロルがある。(2011年11月4日「ラターの音楽」参照)
ラターから遡ること300年、1643年生まれのフランス盛期バロック音楽を代表する作曲家シャルパンティエ。彼はヴィヴァルディやバッハよりも年上で、宗教曲のほかに、舞台音楽や、数々の小品を作曲している。「テ・デウム ニ長調」が有名。
そしてこの曲のみで知られるグルーバーの「清しこの夜」
バッハの「クリスマス・オラトリオ BWV 248(抜粋)」は2時間30分を越える大作、ここでは抜粋版とした。
この曲は全6部から成る連作カンタータ集で、本来全曲はいちどに演奏されるのではなく、教会暦に沿ってクリスマスから顕現節(1月6日)にかけての日曜祝日に1部ずつ分けて演奏される。当時、バッハは聖トーマス教会の第1聖歌隊を率いて、聖ニコライ、聖トーマスの両教会を往復しつつ、このオラトリオを演奏したと云われている。
この演奏は74年頃の録音で、ペーター・シュライアーなど歌手陣が揃い、合唱団、オケがドレスデンと質の高い演奏として定評があるものだ。いわゆる”ドイツ的”な伝統のよさを持ち、地味ではあるが手づくりの温かさが感じ取れる音楽に仕上がっている。
自作CD第3弾”Christmas 2010”
by kirakuossan
| 2011-12-17 09:59
| クラシック
|
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