2011年 11月 16日
湖南三山 |
2011年11月16日(水)
新聞の紅葉だよりを見ていると、滋賀に「湖南三山」というのがある。「湖東三山」は有名だが「湖南・・・」は初耳だ。
湖南アルプスなどの山なみを言っているのではない。やはり天台宗の名刹三寺、「常楽寺」・「長寿寺」・「善水寺」を称する。
いずれも、2004年に石部町と甲西町が合併してできた新しい市・湖南市にある。「湖南三山」という名称はこの時からできた新しいくくり。
常楽寺 (湖南市西寺)
JR石部駅から、バスで約20分。のどかで閑静な集落にある。境内には桧皮葺の本堂と、その後ろに三重塔、共に国宝に指定されている。
周りには三十三体の観音石仏が祀られており、それら全てをお参りすると、近江西国三十三所観音巡礼したのと同じだけのご利益があるそうだ。
長寿寺 (湖南市東寺)
常楽寺から竹やぶに囲まれた坂道を歩くこと15分、国宝に指定されたのも全国で17番目というぐらい、三山では一番歴史が古い長寿寺に着く。境内、右手に「多宝塔」とがあって、聖武天皇の菩提を弔うために鎌倉時代に建立された由緒あるもの。本堂には国宝の春日厨子をはじめ、数多くの重要文化財が安置されている。
善水寺 (湖南市岩根)
最後に訪れるのは、静かな岩根山中腹に佇む善水寺。山の自然と見事に調和した風流な寺。本堂は入母屋造りの桧皮葺、横には日本庭園もあって、古来の「わびさび」を表現している。重文に指定されている仏像が多く安置されており、なかでも二体の仁王像、さらに梵天・帝釈天・四天王・十二神将が祀られており、これらがすべて一同に介する寺院は全国では珍しい。また不動明王は県内最古のもの。
<湖南市の「ぶらり湖南ガイド」を参照>
新聞の紅葉だよりを見ていると、滋賀に「湖南三山」というのがある。「湖東三山」は有名だが「湖南・・・」は初耳だ。
湖南アルプスなどの山なみを言っているのではない。やはり天台宗の名刹三寺、「常楽寺」・「長寿寺」・「善水寺」を称する。
いずれも、2004年に石部町と甲西町が合併してできた新しい市・湖南市にある。「湖南三山」という名称はこの時からできた新しいくくり。
常楽寺 (湖南市西寺)
JR石部駅から、バスで約20分。のどかで閑静な集落にある。境内には桧皮葺の本堂と、その後ろに三重塔、共に国宝に指定されている。
周りには三十三体の観音石仏が祀られており、それら全てをお参りすると、近江西国三十三所観音巡礼したのと同じだけのご利益があるそうだ。
長寿寺 (湖南市東寺)
常楽寺から竹やぶに囲まれた坂道を歩くこと15分、国宝に指定されたのも全国で17番目というぐらい、三山では一番歴史が古い長寿寺に着く。境内、右手に「多宝塔」とがあって、聖武天皇の菩提を弔うために鎌倉時代に建立された由緒あるもの。本堂には国宝の春日厨子をはじめ、数多くの重要文化財が安置されている。
善水寺 (湖南市岩根)
最後に訪れるのは、静かな岩根山中腹に佇む善水寺。山の自然と見事に調和した風流な寺。本堂は入母屋造りの桧皮葺、横には日本庭園もあって、古来の「わびさび」を表現している。重文に指定されている仏像が多く安置されており、なかでも二体の仁王像、さらに梵天・帝釈天・四天王・十二神将が祀られており、これらがすべて一同に介する寺院は全国では珍しい。また不動明王は県内最古のもの。
<湖南市の「ぶらり湖南ガイド」を参照>
by kirakuossan
| 2011-11-16 06:41
| 近江抄
|
Trackback