2011年 07月 31日
音楽の友 |
2011年7月31日(日)
今までの長いクラシック音楽鑑賞においていつも自分の横にいて数々の知識を提供してくれている1冊の本がある。
レコード芸術・別冊『名曲名盤500』<ベスト・レコードはこれだ!>音楽之友社刊(昭和58年7月 263頁)
もう28年愛用していることになる。最近までに様々な案内書が出たが、自分にとってはこの本が一番馴染みがあって使いやすい。しかもコンパクトに収められているが情報は豊富で内容も充実している。自分にとってのクラシック鑑賞のために欠かせない「音楽の友」である。
構成は、クラシック主要500曲のそれぞれに13人の選者が採点を行う。1位(3点)、2位(2点)、3位(1点)をそれぞれ選び、13人の点数合計が一番多いレコードがその曲での最も優秀な演奏ということになる。1980年ぐらいまでに発売されたレコード・CDには巨匠の名盤や名演奏が数多くあって、この採点を参考にすると当たり外れが少ない。本当によくできていると感心する。
選者の13人も一流ぞろい。
浅里公三、岩井宏之、歌崎和彦、宇野功芳、黒田恭一、小石忠男、志鳥栄八郎、高橋昭、出谷啓、藤田由之、三浦淳史、門馬直美、吉井亜彦。以上の13名、30年も経つとさすがにこのうち5人がすでに鬼籍に入っておられる。
たとえばこんなあんばいだ。
NO49 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調
①23点 C・クライバー/ウイーン・フィル(75年)
1位に推した人は高橋ひとりだが、2位が藤田、三浦、3位が浅里、歌崎など5氏。
②16点 フルトヴェングラー/ウイーン・フィル(50年)
③8点 トスカニーニ/NBCSO(51年)
以下、7点クーベリック/バイエルン放送、5点ベーム/ウイーン・フィル。
NO424 シューマン:「子供の情景」作品15
①32点 ホロヴィッツ(62年)
1位は高橋のみ、2位も岩井、黒田の二人だが、3位につけたのが宇野を除く残り8人が推薦
(やはりこの時分からすでに宇野功芳は変わっていたか?)
②15点 エッシェンバッハ(66年)
③10点 ハスキル(55年)
次点が7点 コルトー(35年)、ハスキルといい、コルトーといい古き良き時代を思い出す。
今までの長いクラシック音楽鑑賞においていつも自分の横にいて数々の知識を提供してくれている1冊の本がある。
レコード芸術・別冊『名曲名盤500』<ベスト・レコードはこれだ!>音楽之友社刊(昭和58年7月 263頁)
もう28年愛用していることになる。最近までに様々な案内書が出たが、自分にとってはこの本が一番馴染みがあって使いやすい。しかもコンパクトに収められているが情報は豊富で内容も充実している。自分にとってのクラシック鑑賞のために欠かせない「音楽の友」である。
構成は、クラシック主要500曲のそれぞれに13人の選者が採点を行う。1位(3点)、2位(2点)、3位(1点)をそれぞれ選び、13人の点数合計が一番多いレコードがその曲での最も優秀な演奏ということになる。1980年ぐらいまでに発売されたレコード・CDには巨匠の名盤や名演奏が数多くあって、この採点を参考にすると当たり外れが少ない。本当によくできていると感心する。
選者の13人も一流ぞろい。
浅里公三、岩井宏之、歌崎和彦、宇野功芳、黒田恭一、小石忠男、志鳥栄八郎、高橋昭、出谷啓、藤田由之、三浦淳史、門馬直美、吉井亜彦。以上の13名、30年も経つとさすがにこのうち5人がすでに鬼籍に入っておられる。
たとえばこんなあんばいだ。
NO49 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調
①23点 C・クライバー/ウイーン・フィル(75年)
1位に推した人は高橋ひとりだが、2位が藤田、三浦、3位が浅里、歌崎など5氏。
②16点 フルトヴェングラー/ウイーン・フィル(50年)
③8点 トスカニーニ/NBCSO(51年)
以下、7点クーベリック/バイエルン放送、5点ベーム/ウイーン・フィル。
NO424 シューマン:「子供の情景」作品15
①32点 ホロヴィッツ(62年)
1位は高橋のみ、2位も岩井、黒田の二人だが、3位につけたのが宇野を除く残り8人が推薦
(やはりこの時分からすでに宇野功芳は変わっていたか?)
②15点 エッシェンバッハ(66年)
③10点 ハスキル(55年)
次点が7点 コルトー(35年)、ハスキルといい、コルトーといい古き良き時代を思い出す。
by kirakuossan
| 2011-07-31 18:48
| クラシック
|
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