ホンマ!気楽おっさんの蓼科偶感

指揮者100選☆17 クレンペラー

2011年5月21日(土)
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オットー・クレンペラー(Otto Klemperer, ポーランド、1885/5/14~1973/7/6)ユダヤ系ドイツ人(後にイスラエル)、20世紀を代表する指揮者の一人。
クレンペラーは逸話の豊富な指揮者で、見方によれば”変人”と目される。

逸話その1★
ハンブルクの指揮者時代に、女性オペラ歌手と不倫関係となり、怒った相手の夫(指揮者)からコン棒で殴られる。次のステージに頭に包帯を巻いて指揮をした

逸話その2★
1939年(54歳)、脳腫瘍に倒れ、言語障害や身体の麻痺といった後遺症との戦いを余儀なくされる。これが原因でロサンジェルス・フィルの音楽監督の座も失うことになる。さらに、元来患っていた躁鬱病も悪化し奇行が目立つようになり、以後アメリカでのキャリアは完全に断たれる。しかし、戦後復活する。

逸話その3★
1958年9月(73歳)、寝室で寝タバコのまま寝込んでしまい、大やけどを負ってしまう。その1年後、フィルハーモニア管弦楽団との終身のレコード契約を結ぶと彼は、また復活する。

逸話その4★
ブダペストでリヒャルト・ワーグナーの「ローエングリン」を指揮した際、ローエングリンを演じるテノール歌手に観客が盛大な拍手を延々と続けたため、彼は観客と口論となり、指揮を放り出した(この録音は現存する)

逸話その5★
ブダペストで「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮した際、オーケストラのコンサートミストレス(女性のコンサートマスター)は、当時弱冠19歳のワンダ・ウィウコミルスカ。しかし、彼女は退屈しついうとうとしてしまい、それを見たクレンペラーは思わず怒鳴った。「とっとと帰れ!ワーグナーはガキの音楽じゃねぇんだ!」(多分、自分でも同じことを叫ぶだろう・・・)

逸話その6★
リハーサルの最中、女性演奏者がクレンペラーのズボンのチャックが開いていることに気づき、「あの…ファスナーが開いています」と言ったところ、クレンペラーはこう答えたという。「それとベートーヴェンの音楽に何か関係があるのかね?」

逸話その7★
モーツァルトの「魔笛」を上演したときのこと。彼は、女性歌手達といちゃつきだし、そのうちの1人に対し行き過ぎた行為に出た。劇場支配人は、「このオペラハウスは売春宿ではございません」と注意しようとしたが、間違えて「この売春宿はオペラハウスではございません」と言ってしまった。それを聞いたクレンペラーは、納得してその場を立ち去った。(ホンマかいな?)

逸話その8★
後遺症がある中、晩年にも後頭部からステージ下に転落して頭部を強打、背骨を骨折したり、モントリオール空港で転んで足と腰骨を複雑骨折など、様々な事故を体験しているがそのつど”不死鳥”のごとく蘇り、復活を遂げている。そして88歳でついに力尽く。
<ウキペディア>参考

・・・・・・・・・・・・・・
☆演奏スタイルは・・・
スローテンポの中に、巨大な構成美と重厚な響きを築き上げる。それは小手先の音楽ではなく確信に満ちた己の世界を繰り広げる。変人にしては音楽は全うなものだ。しかし、こんな古臭い指揮者は今後もう出ないだろう。

☆残した録音は・・・
1954年(69歳)からフィルハーモニア管弦楽団とレコーディングを開始し、EMIから多くのレコードをリリースした。これにより、彼は巨匠として世界的な名声を得ることになった。

ベートーヴェン:交響曲全集・ピアノ協奏曲全集 
クレンペラー&フィルハーモニア管、ニュー・フィルハーモニア管、バレンボイム(p)d0170835_21172258.jpg
ベートーヴェンの交響曲は彼の代表作で、交響曲は遅めのテンポで壮大な世界を展開する。しかし、「運命」の最終楽章なんかを聴いていると壮大と云うより冗長とも云えそうで、それは紙一重。
ピアノ協奏曲でも自らの音楽を展開、詩情豊かな、繊細で暖かい美しさは独特だ。

フランク:交響曲二短調
「フランク晩年の奥深いこの傑作を彼は最高の境地に立つ造形力で描き上げ、重厚な響きを見せる音楽は圧巻である・・・この曲の最高演奏」と何かに書いてあった、これは非常に気になるので、購入手続きに入る。

☆私見・・・
色々表現はするが、何かもう一つ釈然としない。
そこでベートーヴェン7番を聴いていて、女房どのが一言・・・「この演奏は一流の人がやってることはよくわかる。しかし、何かひとつ欠けるものがある」「音を思い切り鳴らし切っていないのでは?」
そこで考える。「そうか、オケが一流半と云う事もあるかもしれないな、それにクレンペラーに慄いてビビッタところがあるのかな?」

Myライブラリーより・・・
交響曲第3番 イ短調「スコットランド」Op.56d0170835_20335661.jpg
「スコットランド」はオットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団の最高傑作で、他の演奏のようなメロディを歌わせるだけの演奏とは対極の位置にあって、霧の漂う寒冷スコットランドの大地に根ざした重厚な演奏が展開される。
by kirakuossan | 2011-05-21 17:07 | 指揮者100選(完) | Trackback
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