2011年 03月 12日
偏見版『倶楽シック音楽全集』-5② ベートーヴェン |
2011年3月13日(日)
【第15巻】楽聖
ベートーヴェン:Ⅱ
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op.125
40年来クラシック音楽と慣れ親しんできたが、今までに何を一番聴いてきたかと言うと、紛れもなく、「第九」と言える。
特に、音楽を聴き初めのころ、とりつかれたように、むさぼるように、「第九」のレコード盤に針を落とした。
多分、300回は優に超えてるだろう・・・
私蔵盤リスト
<単独盤>24
E.クライバー:ウイーンフィル、S.イッセルシュテット:ウイーンフィル、 ①ヘルマン・アーベントロート:ライプツッヒ放送交響楽団
アーベントロート:チェコフィル、カラヤンベルリンフィル、クーベリック:バイエルン放送交響楽団
ジュリーニ:ロンドン交響楽団、ジンマン:チューリッヒ・トーンハレ管、スイトナー:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ストコフスキー:ロンドン交響楽団、セル:クリーヴランド管弦楽団、チェリビダッケ:ミュンヘンフィル
トスカニーニ:NBC交響楽団、ドホナーニ:クリーヴランド管弦楽団、ノイマン:チェコフィル
②レナード・バーンスタイン:バイエルン放送交響楽団ほか、ハイティンク:コンセルトヘボウ管弦楽団、フリッチャイ:ベルリンフィル
フルトヴェングラー:ベルリンフィル、③フルトヴェングラー:バイロイト祝祭管弦楽団、ベーム:ウイーンフィル
ライナー:シカゴ交響楽団、ワルター:コロンビア交響楽団、岩城宏之:日本フィル
①ヘルマン・アーベントロート:ライプツッヒ放送交響楽団(1951年)盤
タワーレコードで廉価盤としてダメもとで知らずに購入。これが実は凄い掘り出し物であった。アーベントロートはフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュと同世代のドイツの巨匠。旧東ドイツのライプツィヒを拠点に活躍していたため、西側にとっては”幻”の指揮者であった。この「第九」を聴くと、伝統に裏打ちされた”良きドイツの香り”がする。正真正銘のベートーヴェンである。
②自由への讃歌~1989年、ベルリンの壁崩壊直後の特別演奏会/バーンスタインと6つのオーケストラの団員による第9
バイエルン放送交響楽団・シュターツカペレ・ドレスデン・ニューヨークフィル・ロンドン交響楽団・キーロフ劇場管弦楽団・パリ管弦楽団(指揮)レナード・バーンスタイン
(ソプラノ:ジューン・アンダーソン、メゾ・ソプラノ:サラ・ウォーカー、テノール:クラウス・ケーニヒ、バス:ヤン=ヘンドリンク・ローテリング)
この6つのオーケストラは、西ドイツ・東ドイツに、ドイツの東西分離のきっかけとなったアメリカとソ連、それに第二次大戦時のドイツの敵国イギリスとフランスのオーケストラということを意味しており、記念碑的な演奏会であった。
バーンスタインはここで、”ベルリンの壁崩壊”を祝うために、第4楽章の歌詞の“Freude(歓喜)”を“Freiheit(自由)”に変更して歌わせている。
当時、彼はすでに肺ガンに冒されており、渾身の指揮ぶりはまさに命がけのものであり、そこには音楽の技術を超越した何ものかが感じ取れる。
この2ヵ月後には札幌でPMFを成功に導き、そしてそれから3ヵ月後に亡くなった。
③フルトヴェングラー:バイロイト祝祭管弦楽団(1951年)盤
「第九」の代名詞とされるこの演奏・・・。
そこまで素晴らしい演奏とは思わない、どうも”自己陶酔臭”が引っかかる。
<全集>17
アバド:ウイーンフィル、アンセルメ:スイス・ロマンド管弦楽団、ヴァント:北ドイツ放送交響楽団
ヨーゼフ・クリップス:ロンドン交響楽団、④アンドレ・クリュイタンス:ベルリンフィル、クレツキ:チェコフィル
クレンペラー:フィルハーモニー管弦楽団、ケーゲル:ドレスデンフィル、コンヴィチューニ:ライプチヒゲバントハウス管
⑤カール・シューリヒト:パリ音楽院管弦楽団、ノリントン:ロンドンクラッシク・プレイヤーズ、バーンスタイン:ウイーンフィル
バレンボイム:ベルリン国立歌劇場管、マゼール:クリーヴランド管弦楽団、ムーティ:フィラデルフィア管弦楽団
ヨッフム:ロンドン交響楽団、ラトル:ウイーンフィル
【第15巻】楽聖
ベートーヴェン:Ⅱ
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op.125
40年来クラシック音楽と慣れ親しんできたが、今までに何を一番聴いてきたかと言うと、紛れもなく、「第九」と言える。
特に、音楽を聴き初めのころ、とりつかれたように、むさぼるように、「第九」のレコード盤に針を落とした。
多分、300回は優に超えてるだろう・・・
私蔵盤リスト
<単独盤>24
E.クライバー:ウイーンフィル、S.イッセルシュテット:ウイーンフィル、 ①ヘルマン・アーベントロート:ライプツッヒ放送交響楽団
アーベントロート:チェコフィル、カラヤンベルリンフィル、クーベリック:バイエルン放送交響楽団
ジュリーニ:ロンドン交響楽団、ジンマン:チューリッヒ・トーンハレ管、スイトナー:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ストコフスキー:ロンドン交響楽団、セル:クリーヴランド管弦楽団、チェリビダッケ:ミュンヘンフィル
トスカニーニ:NBC交響楽団、ドホナーニ:クリーヴランド管弦楽団、ノイマン:チェコフィル
②レナード・バーンスタイン:バイエルン放送交響楽団ほか、ハイティンク:コンセルトヘボウ管弦楽団、フリッチャイ:ベルリンフィル
フルトヴェングラー:ベルリンフィル、③フルトヴェングラー:バイロイト祝祭管弦楽団、ベーム:ウイーンフィル
ライナー:シカゴ交響楽団、ワルター:コロンビア交響楽団、岩城宏之:日本フィル
①ヘルマン・アーベントロート:ライプツッヒ放送交響楽団(1951年)盤
タワーレコードで廉価盤としてダメもとで知らずに購入。これが実は凄い掘り出し物であった。アーベントロートはフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュと同世代のドイツの巨匠。旧東ドイツのライプツィヒを拠点に活躍していたため、西側にとっては”幻”の指揮者であった。この「第九」を聴くと、伝統に裏打ちされた”良きドイツの香り”がする。正真正銘のベートーヴェンである。
②自由への讃歌~1989年、ベルリンの壁崩壊直後の特別演奏会/バーンスタインと6つのオーケストラの団員による第9
バイエルン放送交響楽団・シュターツカペレ・ドレスデン・ニューヨークフィル・ロンドン交響楽団・キーロフ劇場管弦楽団・パリ管弦楽団(指揮)レナード・バーンスタイン
(ソプラノ:ジューン・アンダーソン、メゾ・ソプラノ:サラ・ウォーカー、テノール:クラウス・ケーニヒ、バス:ヤン=ヘンドリンク・ローテリング)
この6つのオーケストラは、西ドイツ・東ドイツに、ドイツの東西分離のきっかけとなったアメリカとソ連、それに第二次大戦時のドイツの敵国イギリスとフランスのオーケストラということを意味しており、記念碑的な演奏会であった。
バーンスタインはここで、”ベルリンの壁崩壊”を祝うために、第4楽章の歌詞の“Freude(歓喜)”を“Freiheit(自由)”に変更して歌わせている。
当時、彼はすでに肺ガンに冒されており、渾身の指揮ぶりはまさに命がけのものであり、そこには音楽の技術を超越した何ものかが感じ取れる。
この2ヵ月後には札幌でPMFを成功に導き、そしてそれから3ヵ月後に亡くなった。
③フルトヴェングラー:バイロイト祝祭管弦楽団(1951年)盤
「第九」の代名詞とされるこの演奏・・・。
そこまで素晴らしい演奏とは思わない、どうも”自己陶酔臭”が引っかかる。
<全集>17
アバド:ウイーンフィル、アンセルメ:スイス・ロマンド管弦楽団、ヴァント:北ドイツ放送交響楽団
ヨーゼフ・クリップス:ロンドン交響楽団、④アンドレ・クリュイタンス:ベルリンフィル、クレツキ:チェコフィル
クレンペラー:フィルハーモニー管弦楽団、ケーゲル:ドレスデンフィル、コンヴィチューニ:ライプチヒゲバントハウス管
⑤カール・シューリヒト:パリ音楽院管弦楽団、ノリントン:ロンドンクラッシク・プレイヤーズ、バーンスタイン:ウイーンフィル
バレンボイム:ベルリン国立歌劇場管、マゼール:クリーヴランド管弦楽団、ムーティ:フィラデルフィア管弦楽団
ヨッフム:ロンドン交響楽団、ラトル:ウイーンフィル
by kirakuossan
| 2011-03-12 23:41
| 偏見版「倶楽シック全集」(完)
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